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てんびん座 - 2019年の星模様

Libra(てんびん座 9月24日~10月23日生まれの人)

2019年の星模様
2019年の星模様

17世紀のドイツに生まれたある学者は、
時代の荒波に揉まれ、
ヨーロッパ各所を転転とすることを余儀なくされました。
流浪の人生が30歳を超えた頃、
ひょんなことからローマに入ったところ、
そこに思いがけなく居場所を得て、
79年の生涯を終えるまで終生ローマに留まり、
研究に励み、名をなしました。

この物語を読んだとき、私たちは
彼がローマにたどり着いた瞬間について
「とうとう、居るべき場所に帰着したのだな」
という印象を抱きます。
ドイツ生まれの彼にとってはもちろん、
ローマは「異国の地」でしかないはずです。
なのに、何故かその場所が
彼にとっての「帰るべき場所」であり、
「約束の地」のようにも思われるのです。

それは無論、
私たちがその後の彼の人生、
すなわち
「漂泊の30年を終えて、
死ぬまで40年以上ローマに留まり、
根を下ろして活躍した」
という事実を知っているからです。
リアルタイムで生きている本人にとっては、
ローマという場所が「約束の地」なのかどうかは、
たぶん、よくわからなかったかもしれません。
時代の大きな動きによっては、
またそこをたたき出される可能性だって
ゼロではない、と思えていたかもしれません。
とはいえ、結果的に、
彼にとってはそこが「終着点」になりました。
彼がローマに着いたとき、その長い旅は終わり、
自分の王国にたどりついたのです。

「ふるさと」と言えばもちろん、
自分が生まれ育ったような場所を意味します。
ですが、
人間の人生というものを全体的に捉えたとき、
私たちは「帰り着く場所」を
件の学者にとってのローマのように、
独自の形で持っているものなのかもしれません。

2017年の終わり頃から、
あなたはそんな「帰り着く場所」のイメージを
胸に抱いてきたのではないでしょうか。
あるいは2018年の秋頃から、
そうした場所を目指して、
歩き始めているのかもしれません。
もし、あなたにも、
件の学者にとってのローマのような場所があるとしたら、
2020年頃までには、
その場所にたどり着けるようです。
とすると、
2019年はそこに向かう道のり
というイメージが当てはまります。

もちろん、この先の長い人生の中で
あなたが一切引越などをしないであろう
というわけではないと思います。
人によっては(私のように)
なぜか転転とする人生を歩む場合もありますし、
生まれた場所に住んだまま、
ずっとそこで一生暮らす人もいます。
さらに「その先」の道が続いている人も
少なくないだろうと思います。
ただ、物理的に、あるいは精神的に、
あなたは自分の生活史の中で
一つの大切な場所に向かって今、
旅をしつつある、ということは
言えるのではないかと思うのです。

2011年頃から
あなたは周囲の人々との間に
突然の別離や心理的な分離を経験してきたかもしれません。
それはたとえば、
人の庇護下から抜けて自立することや、
新しい人々との出会いを探すこと、
あるいは自分独自の自由なフィールドを切りひらくような、
発展的な体験だったはずです。
そこには刺激と喜びが溢れていただろうと思うのですが
その一方で、
人の心との密着を信じ、
人に守られるような思いは、
味わえなかったかもしれません。
周囲の人々と時空を共有し、
共感し、心を融合し、
ある場所や人間関係の中に深く根を下ろしている
という実感は、感じにくかったかもしれません。

そうした、人間関係における「分離・分解」の時間が、
2019年、終わりを告げます。
過去7年ほどの中で感じていた、
あらゆる人とのあいだにある距離感が消え、
人間同士の間に生まれる
「切っても切れないもの」の手応えを
新たに感じられるようになるでしょう。
お互いのあいだに血管のようなものが繋がっていて
それを切るということは、
お互い自身に傷をつけるということだ
と感じられるような、
密接な交わりと融合を、
ここから少しずつ、
取り戻していけるでしょう。

この「人間的融合の回復」のプロセスもまた、
前述の「帰るべき場所への旅」と、韻を踏んでいます。
「帰るべき場所」に根を下ろしたあと、
私たちはそこから容易に離れられなくなります。
たとえ、何十年も漂泊の旅を続けた経験があったとしても
「根を下ろした」あとは、
もはや、元の流浪の旅に戻ることは
非常に難しくなってしまいます。
根を下ろす、ということは、
他者と分かちがたい関係を結ぶことであり、
他者の人生を少しずつ、引き受けて、
自分自身の人生を少しずつ、分け与えることだからです。
いったんそうした関わりを結んでしまえば
改めてそれを断ち切るには
血を流さなければならなくなります。

これは勿論、比喩に過ぎませんが
あなたはそうした、
血肉を分かち合うような関わりでできた世界を
このあたりから、目指そうとしているようです。
あるいは、そうした関わりに縛られることを好まない人であっても、
そうした関わりの意味や価値を
新しい形で捉えられるようになるのかもしれません。

2019年は、天秤座の人々にとって
旅と学びの年、ということができます。
「旅」と言えば未知の世界への冒険のイメージが浮かびます。
「学び」と言えば新しい知識の習得を連想させられます。
ですが、2019年のあなたの旅と学びは
決して「未知の世界」に関するものばかりではありません。
むしろ、ここでの「旅」と「学び」は
あなたのごくパーソナルな生活史に直結しています。
この時期のあなたは、
豊かなコミュニケーションや頻繁な移動、
たくさんの情報収集を通して、
自分がどんな世界に住んでいるのか
ということを知るでしょう。
自分が今、世界のどこにいるのか、
人生のどの辺りを歩いているのか、
ということを、
考えていくことになるでしょう。
その答えの片鱗が、おそらく、
2019年の終わりあたりに見つかるでしょう。
ここで見つかる「答えの片鱗」は、
あなた一人にだけ意味のあるものではなく、
あなたのすぐ側にいる人々と
共有できるものなのだろうと思います。

****

時期的なことを少し申しますと、
まず1月から2月半ばは、
人間関係に熱がこもります。
人と交流する機会が増えるでしょうし、
人に会いに行くことになりますし、
人から誘われることも多いでしょう。
自分から人にぶつかって行って得られるものも
たくさんあるようです。
コミュニケーションはどんどん広がり、
そのなかから、自分の心にぴったりくるものを
更に膨らませてゆくことができます。
1月は特に「外に出る」ことが楽しく感じられますし、
勉強にも勢いが出て、集中力が増すでしょう。

2月は家族や身近な人との関係が
とても温かくなります。
優しくしたり、甘え合ったりすることが
いつになく容易にできるでしょう。
月の中程からは、
1月からの人間関係における「熱」が収まり、
賑やかさが消えて穏やかな雰囲気を感じられそうです。
ややこしい交渉事の中にいた人も、
2月半ばには交渉が収束するでしょう。

3月に入ると、
キラキラした雰囲気に包まれます。
愛には強い追い風が吹きますし、
遊びや趣味などもとても楽しくなります。
この時期「人から受け取るもの」が多く
意外なギフトを受け取れるかもしれません。
このギフトは、
単に受け取って消費すればいいようなものではなく、
あなたに、これから目指すべきものについての
特別な指針を与えてくれるようです。

4月から5月半ばにかけて、
遠出する人が多そうです。
旅行や出張、留学など、
かなりの「遠征」ができる時期となっています。
特に4月半ばから5月頭は、
誰かに会うための旅をすることになるかもしれません。
パートナーや仲間とふたり旅に出て、
お互いの関係が飛躍的に成長するのかもしれません。
あるいは、
ひとり旅に出た先で素晴らしい出会いに恵まれる、
といったことも起こりそうなタイミングです。

5月半ばから7月頭にかけては、
非常に忙しい時期となっています。
仕事や勉強にガンガン打ち込み、
大きな成果を挙げられるでしょう。
特に、5月後半には
経済面でしっかりした「果実」を収穫できそうです。

5月半ばから6月上旬は、
不思議と「調子が良い」感じがあり、
特に、この時期関わっている人々のリズムに合わせていると、
なんとなく流れが上向きになる
といった手応えもあるかもしれません。
人の意向や動きをよく観察することで、
全体の流れを読み取ることができそうです。

6月半ばから7月頭は、
学ぶことがとても楽しくなりますし、
あなたの持ち味や専門性を
大いに活かすことができるでしょう。
知的刺激を受けて上昇気流に乗れます。

7月はかなり調子の良い時期となっています。
ただ、物事の進み方が少しゆっくりなので、
焦らずに希望をもって進む事が大事です。
ここでも、仲間のスローペースに敢えてあわせることで、
今まで見えなかったものが見えてくるでしょう。
自分の物差しにこだわるよりも
周囲の物差しに興味を持つと、
新しい可能性が見えてきます。

8月は希望と活力に溢れる月です。
これまで少し遅れを取った部分も、
すぐに取り戻せるでしょう。
仲間に恵まれますし、
チャンスが巡ってきます。
不自由だった条件から解放され、
より、自分で裁量できることが増えそうです。

8月後半から9月は、
水面下で動かなければならない場面が多いかもしれません。
少し先の「一大イベント」に向けて、
密かに準備を調えていくような作業があるようです。
とはいえ、9月半ば以降はすでに、
華やかさが出てくるでしょう。
あなたという存在に強いスポットライトが当たり、
目立つ形で活躍できそうです。

10月は少々苦手なことに挑戦する、
という人が少なくないかもしれません。
普段の役割分担を交換してみたり、
いつも後回しにしていることを最優先にしてみたり、
といった面白いシフトが起こる時期です。
この「転換」によって、
様々なことを発見できるでしょう。
苦手だからと遠ざけてきていたことの中に、
意外に自分に合っている部分もある
ということが分かるかもしれません。
ともあれ、遅くとも11月下旬には、
「苦手なこと」から解放されそうです。

11月以降は、
あるべきものがおおよそあるべき場所に収まり、
これまでの経験を生かして伸び伸びと動けるでしょう。
経済面では非常に望ましい動きがありそうですし、
これまでの「移動」の物語が、
一つの着地点へとたどりつくタイミングでもあります。
11月中に一気に大移動を終わらせて、
12月には、「約束の場所」にたどりつく
という人も少なくないはずです。

年末、素晴らしい愛の風が吹いてきます。
温かな人間関係やゆたかな対話の中で、
「守り守られる」喜びを感じられる年末年始を迎えられそうです。

****

愛情関係については、
前述の「分離と分解のプロセスの終焉」が、
そのまま当てはまります。
これまで恋愛やパートナーシップにおいて、
大いにスリルや刺激を味わってきたけれど
そこにどうしても踏み込めないものがある
という「分離」の感覚を
慢性的に味わってきた人が少なくないのではないかと思うのです。
この「分離」の時間が、
この辺りで終わりを告げます。

過去7年ほどの中で、
あなたは人と人とが対等であることの意味や、
人間関係における精神的自立の重要性、
人間の本質的な自由とはなにか、
といったことを、
様々に学んできたのではないでしょうか。
人間関係のなかではすぐに、
望ましくない依存や甘え、投影などが起こります。
私たちは、頭では
「相手も自分とおなじ人間である」と理解しながら、
心の中ではイマイチ、
そのことを昇華できていない、
といったこともあるものだと思います。
そうした「お互いが、おなじ人間である」というリアリティを
頭ではなく心で深く感じるためのプロセスが
過去7年ほどのあなたの経験だったのだろうと思うのです。
ですがそこではどうしても
お互いのあいだに「距離」を作る必要がありました。
大きな絵画の全体像が、
至近距離からでは決して掴めないように、
相手を一個の人間として、全体的に視野に収めるには、
密着しているわけにはいかないからです。

いまやあなたの「人間観」は
7年前とは大きく違っているはずです。
人を見る目が変わる時、
愛のありかたも大いに変わります。
新しい人間観のもとで、
一時的にあけていた「距離」を、
また縮めていける時間が、
2019年、あなたの世界に訪れるのです。

これまで多くの人間関係に揉まれつつ、
漠然とした孤独を感じていた人もいれば、
愛に全てを求めながら、
何も得られない苛立ちを感じていた人もいるでしょう。
そうした状況が、
2019年3月を境に、変化し始めます。
ここからは、あなたと相手の関係に
温度や湿度、匂いや触感が戻ってきます。
これまでどうしてあんなにメタリックに
人間関係を扱っていたのだろう
と不思議に思える瞬間もあるかもしれません。

愛について特に強い追い風が吹きそうなのは、
1月から2月半ば、3月、4月下旬から5月前半、
9月半ばから10月上旬、12月下旬から年明けです。
また、1月後半、愛に関して「魔法」がかかるような、
素敵な瞬間がめぐってくるかもしれません。

****

若いうちに故郷を飛び出し、
長い間、各地をさすらった後で
あれほど憎んだ故郷に再び足を踏み入れる
といった人生の物語は
決してめずらしいものではありません。
私たちは、あるものを
深く愛すると同時に激しく憎むことができる生き物です。
2011年、東日本大震災の折、
津波で全てをさらわれた人が
「やはり海を嫌いになれない、海に愛情を抱いている」
と語った記事を、どこかで読みました。
もちろん、あの震災を境に
海に対して強い恐怖を抱き、
二度と海に近づきたくない、
という思いを抱いた人もいるでしょう。
物事に対する思いの持ち方は、
千差万別、十人十色です。
ただ、
人間がなにかに愛着を持ち、
自分のアイデンティティの一部とする、その心象は、
生活や生命に深く根を下ろしていて
意志や理性などで簡単に分離したり、分解したりすることは
どうにも、できないもののようです。

2019年、あなたは様々な場所を移動し、
たくさんのコミュニケーションの中に身を置きながら、
心の中のなにごとかを「回復」していくのではないかと思います。
あるいは、あなたの原点となる場所へ
「回帰」していくのかもしれません。
これは、後退でもなければ、
消極的な動きでもありません。
冒頭にご紹介した学者がたどり着いたローマのような
たくさんの人々があなたを待つ、
あなた自身の王国と言えるような場所に
あなたは向かうべくして向かって行くのだろうと思うのです。

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