気になるプログラムを深堀りしてご紹介する「深堀り! プログラム」。今回は新プログラム 「人生に役立つおりがみ プログラム」 を企画したプランナーみりに、インタビューしてきました!
おりがみの魅力を再発見した「非常用スリッパ」
カナメ(以下、カ):みりさん、こんにちは。ミニツクの人気シリーズ、 「使えるおりがみプログラムシリーズ」 の第3弾ですね! 今回は「人生に役立つ」と壮大なテーマですが、どんなきっかけがあったのですか?
みり(以下、み): こんにちは、みりです。企画のきっかけは、偶然知った「新聞紙で折れる非常用スリッパ」なんです。紙1枚で、のりもはさみも使わずに、いざというときにこんなに役立つアイテムが作れるおりがみって、本当にすばらしい!! と感動しました。
カ):確かに非常時に新聞紙さえあれば折れるというのは助かりますね!
み):そう思うと、非常時以外でも「いざというとき」に役立つおりがみって、まだまだあるのでは? 一度折り方を覚えてしまえば一生役立つのでは! と生まれたのが今回の「人生に役立つ」プログラムです。
おりがみが使える「いざというとき」って?
カ):非常時以外の「いざというとき」はどんなときでしょう?
み):たとえば「長い待ち時間に子どもがじっとしていられないとき」や「お正月やお盆に親戚が大勢集まってコースターや箸置きが足りないとき」とか。私は仕事で海外に行くことが多いので、「仲良くなった外国人に日本の素敵なプレゼントを渡したいとき」もありますね。
カ):私も「帰省時やイベントで、小さな子どもの遊び相手をしなくてはいけないとき」はおりがみに助けてほしいです! (苦笑)
12の「いざというとき」をイラストで紹介
カ):テキストでは「紙子さん」というキャラクターが登場しますね。
み):はい。彼女の仕事先や子どもとのコミュニケーションの中で起こる12の「いざというとき」ストーリーで、使えるシーンをイメージしやすくしました。毎月5種類の役立つおりがみを掲載していますが、どれも初心者向けなので、すぐに使いたいものや、折ってみたいものからスタートしても大丈夫ですよ。
「あれ? 昔は折れたのに......」も解決
カ):全60種類の中には、ツルや兜など懐かしいおりがみも入っていますね。
み):はい。定番のおりがみって、昔は折れたのに久しぶりに折ってみたら途中で挫折、ということがありませんか? そこで懐かしくてもう一度折りたくなるような定番おりがみもラインナップに入れました。ツルは「羽が動く」アレンジバージョンが折れますよ。
カ):あ、私は「カエル」がまさにそうです! 昔はちゃんと折れたのに、今折るとなぜか脚がない......。
み):ジャンプするカエルですね、レッスン6にありますので、ぜひ折ってみてください。
カ):折れました!! やっぱり脚があるほうが、ちゃんとカエルに見えます! 正しい折り方が分かってすっきりしました♪
使いやすいオリジナルのデザインペーパー
カ):今回もオリジナルのデザインペーパーが、毎月24枚ずつ届くのですね。どんなものがあるのでしょう?
み):水玉やストライプ、花柄、無地などを中心に、毎月のテーマに合わせて使いやすい絵柄にしています。
カ):一般的なおりがみより、厚みがあってしっかりしているのも使いやすそうですね♪
いざというとき役立つ! 外国人が好きなおりがみベスト3は「ツル」「兜」「手裏剣」
カ):プログラムに興味のある方に、いざというときに役立つおりがみネタをひとつ、教えてください!
み):では外国人が好きなおりがみについての小ネタを。おりがみのプレゼントは、海外で本当におすすめです。特に、ツル、兜(かぶと)、手裏剣がとても人気。こどもは特に手裏剣が好きですね。派手かなと思うくらい華やかな色柄のおりがみのほうが喜ばれます。海外旅行に行くときは、ぜひおりがみをバッグに忍ばせて。空港での待ち時間にもぴったりですよ。※注:手裏剣の折り方は今回のプログラムには入っていません。
おりがみは誰でも身につけられる日本文化。
カ):最後に、このプログラムに込めた思いをお聞かせください。
み):私たち日本人にとっては、子どもの頃に折るものというイメージが強いおりがみですが、海外の人から見たら素晴らしい日本文化。紙さえあればOKで、簡単に誰でもできます。いざというときに、パパッと役立つアイテムが折れると「お、やるな!」と株がぐんと上がります。何か役立つ特技を身につけたいという方に、ぜひ始めていただきたいです!
カ):みりさん、ありがとうございました!