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2019.3. 8 ツキに恵まれない時期の過ごし方 ~人生にも四季がある~[鋤柄誉啓さん(その2)]

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お灸専門治療院と聞いて、どんなイメージを思いうかべますか?
人体模型が先生の机に置かれ、壁にはツボを示す赤い点と漢字がいっぱい書かれた大きな張り紙。ちょっと気難しそうなおじいさん先生が少し怖くて......。
そんなことを勝手に想像していましたが、実際に「新町 お灸堂」へ行くと「うれしい驚き」でいっぱい!
ナチュラル系のインテリアはカフェやサロンのようで、スキカラ先生はまだ30代とお若く、どこにも怖い人体図はありません。(笑)
「新町 お灸堂」は「伝統」「治療」といった堅苦しい雰囲気はなく、「ほっこりあったか」な空間です。

※前回(その1)の記事から読む


ダンスで培った「技術習得」の自信。

たにー) 鍼灸専門の大学を進路として選んだ理由を教えてください。

スキカラ先生) 高校2年生のときに、技術を学べる大学や専門学校の資料を集めて調べていました。何か資格を取って自立しようという考えで。

カナメ) たくさんの技術や資格を目指す道があったかと思うのですが......。

スキカラ先生) まず美容師はおしゃれのセンスや才能がないだろうと思って目指しませんでした(笑)。さらに調べて行くうちに「鍼灸学科」というのを目にして、「これはできるかもしれない」と思いました。お医者さんになるほど勉強はしたくないけど、イメージが堅そうで、親にも褒めてもらえそうだし(笑)。鍼灸は「練習して技術を学べばやっていける」ジャンルなんじゃないかな? と、自分なりに判断して、決めました。

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カナメ) 「練習すればできる」と思えたということは、それまでに何か熱心に練習をして習得したものがあったということですか?

スキカラ先生) あ、えーっとね......(と、天井を見る)実はストリートダンスで(笑)。

カナメ) えっ? ストリートダンスですか? 「お灸の先生」とは結び付きにくいですね。

スキカラ先生) そうですね。ダンスを通じて「繰り返しやっていれば、難しいこともいずれできるようになる」と自信を持つことができたので、やってみようと。それにただ者じゃない感じでがするじゃないですか(笑)。

たにー) それまでに鍼とかお灸の経験はあったのですか?

スキカラ先生) いえ、全然(笑)。願書を出したあとに、近くの鍼灸院で鍼の治療を受けました。そうしたらこれが痛くて!「痛いと思ったら意外と大丈夫」なんていうセリフを想像していたら、全然違って、本当に痛くて(笑)。それでも進路は変えずに鍼灸大学へ進みました。「そのうち慣れる」と思ったんですよね。4年間かけてがんばってお灸と同様に鍼の国家資格も取れたのですが、やはり「好き」にはなれなくて。 今、お灸専門になったのは、この体験の影響かもしれません。

京都の南丹市の鍼灸整骨院に就職し、そのあとは師匠について修行をするという、いわゆる下積み時代があったそうです。師匠から独立したあとは、思うように仕事が軌道に乗らない時期もあったとか......。そんな不遇時代のことさえも、やわらかな笑顔で淡々と話されるスキカラ先生に、芯の強さと逞しさを感じます。


うまくいかない「冬」の時代もありました。

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カナメ) ちょっと唐突なんですが、スキカラ先生ご自身には、現在までに「今はちょっと気のめぐりが悪いな」と思うような人生体験はありましたか?

スキカラ先生) まず鍼灸大学を卒業後に京都の鍼灸整骨院に勤めたあと、修行をしていた時期があったんです。師匠というのは絶対的な存在で、とても優秀な師匠だったのですが私はとりわけできのわるい弟子でしたから、とにかく必死で勉強をしていまいした。 次に、独立して往診専門の鍼灸院をスタートしましたが、そう簡単には仕事として成り立たなくて、苦労をしましたね。鍼灸の技術は学校や修行中に身につけましたが、集客・営業のようなノウハウは全くないわけで、今から思えば自分にとっては「冬の時代」だったなぁと思いますね。


ツキに恵まれない時期の過ごし方

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たにー) 「冬の時代」は、やはり悩みましたか?

スキカラ先生) そうですね......。何をやっても前に進んでいる気がしなかったです。でもね、悩みながらも経験は積んでいたと思うんです。きっと種をまいていた時代だったんですね。頑張っても冬なんだから芽は出ないし、葉が茂ったり花が咲くこともないんだと腹をくくってやり過ごすことも長い人生のなかでは数年はあるんだろうな、と今は思います。逆に言うと、夏の時代だとどんなに忙しくても実は成らないわけだし、季節ごとにやることや成果が異なるものなのかな? と。

たにー) 人生には四季がある、ということですか?

スキカラ先生) はい。何をやってもうまくいかない冬の時代は、それを味わう覚悟で(笑)、新しいことを始めたりせず、淡々と目の前にあることをこなしているほうが無駄なエネルギーを使わなくていいかもしれませんね。ボクの場合で言うと、「冬」の時代は技術が高まったり、さまざまな患者さんをじっくり診て求めていることを理解できるようになった......、いわば「力を蓄える」いい期間だったと今は思いますね。


「春」の訪れを感じた公園でのイベント

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たにー) 「春」の訪れを感じたのは?

スキカラ先生) 往診専門で活動している時に「公園でイベントやるから」という話を聞いて、たくさんのお店が出店する中、野外でお灸を体験してもらおうと、もぐさを準備して参加してみました。幸いにも大勢の方に興味をもっていただき、用意した「もぐさ」が全部無くなるほどの忙しさでした。
その時に「お灸を求める人はこんなにいるのに、集客ができていないのは、まだ出会えていないだけだ」と、お灸の可能性に気づくことができました。
お灸は伝統的なものだけど、「新しいスタイルで広めることができないか」と、考えはじめました。東洋医学への関心が高まっていることもキャッチできたので、お灸だけでなく先ほど話した「気」も意識してもらいたいと。そして東洋医学独特の考え方、例えば「頭痛には足が冷えて起こるものもある」などの、今起こっている不調は痛みを感じる箇所だけの問題ではない......「他のことにも目を向けてみる」というような考え方も、もっとたくさんの人に知ってもらって、ひとりでも多くの人に「楽になってもらいたいな」と思いました。

大学の願書を提出した後に「鍼治療」を初体験したスキカラ少年は「痛い!こんなはずでは......」とショックを受けながらも鍼灸大学へ無事に進学し、4年間コツコツと技術を身につけ、国家試験に合格。
厳しい修行時代や、ツキに見放された「冬の時代」を経て、今では「人生の四季を味わう」と言えるおおらかなお人柄に。
現在ではご家族にも恵まれ、開業も実現し、順調に「新町 お灸堂」は発展していますが、スキカラ先生には、他にもまだまだ夢があるようです。
次回は、先生の「これから」と「プライベート」について伺います。


鍼灸師 鋤柄 誉啓(スキカラ タカアキ)先生
  すべての記事:
その1:東洋医学的「ストレス」との付き合い方 ~気は減り続けるって本当?!~

小ネタ:お灸専門院のスキカラ先生に教わる「 初心者さん必見・セルフお灸ノウハウ」

その2:ツキに恵まれない時期の過ごし方 ~人生にも四季がある~

その3:お灸のイメージを変えたい ~遊びの引き出しを増やしながら~

スキカラ先生と一緒に作った「ふれあい灸活プログラム」を見る

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この記事を書いたキュレーターは……
ミニツク パートナー がっちゃん

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