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「ミニツク」は、フェリシモのおうちレッスンプログラムブランドです。
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2020.1.30 ストイックになりすぎない健康な食事って何だろう?[南恵子さん(その1)]

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―私たちは、何か目新しいもの、もっと素敵なものがこの世にはあるとのでは? と、次々に探してしまいがち。
でもでも意外に、大切なものは、自分の側にずっと近くにあると気がつきました。
おばあちゃんたちが伝えて来た暮らし方には、食で健康を培い、食べ物を大切にいただく知恵の宝庫。また茶の湯には、自然に感謝し、他者を思いやり気持ちよく交流する優しい心があふれています―

これは南恵子さんがご自身の主宰するお茶と和食文化サロンのホームページに添えられている文章です。

現在ミニツクで3つのプログラムの監修をされている南さんが2018年秋、兵庫県西宮市にオープンした「掬水舎(きくすいしゃ)」は、築80年を超える古民家をリノベーションした、お茶とお料理のお稽古の空間であるとともに、ご家族とのお住まいでもあります。素敵なメッセージと美しいサロンの写真に魅せられて、この「掬水舎」を訪ねました。


南 恵子先生
NR・SA(栄養情報担当・サプリメントアドバイザー)などの資格を持ち、食と健康アドバイザー・和食伝承家として、"食べ物を大切にいただく心" "健康を育む食の知恵"をテーマにさまざまなメディアで活動。著書『じぶんでつくるクスリ箱』(ブロンズ新社)他。フェリシモ「ミニツク」では、「忙しい夜はこれにおまかせ! 魔法のおたすけスーププログラム」「メイン料理はおまかせ! 魔法のほったらかし調理プログラム」「知って・使って・食べて野菜となかよくなる 暮らしに役立つ 野菜の便利ノートプログラム」を監修。

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ひとつのテーマを多方面から考える。

聞き手1スタッフ カナメ 以下:カナメ) 料理教室を主宰されるだけでなく「All About」の「食と健康」のガイドとしても長く活動されていますね。テレビのお料理コーナーにも出演されていますし、多くの本も出版されています。そして、ここ「掬水舎」では料理や茶道の教室も開かれていて......さて、どこからお話をお聞きすればいいのか......と、迷ってしまうのですが(笑)。

南恵子 以下:南) 長く生きているものですからねっ!(笑)最初に就職したのは、求人広告制作で、次に就いたのが学術誌の仕事でした。

聞き手2スタッフ たにー 以下:たにー) 求人広告から学術誌ですか?

南) 編集見習いということで急にアカデミックな分野で働くことになったのですが、ちょうど「遺伝子工学」という学問が世に出た時期で、例えば「生命」の話ひとつをとっても生態の分野ではどう? 宗教的な考え方は? 倫理的な観点では? と多くの分野から「生命」について考えようという理念の下、雑誌を編集していました。実はそういうものの見方が、今の私の中にも息づいていて......「食」というテーマで考えてみると、「栄養」の観点ではどうだろう? 「おいしさ」「味」を追求するにはどうすればいいだろう? 「環境問題」はどうだろう? など、ひとつのテーマを多方面から見ることができるようになりました。

カナメ) 考え方、ものの見方という意味では、その学術誌のお仕事で身につけられたことが多かったということですね。では、お仕事としての「食」にめぐり会うタイミングはいつだったのですか?


「違和感」を覚えたグルメブーム。

南) 学術誌の編集を続けながら、家電メーカーが毎月電子レンジを購入したお客さまに届けるクッキングブックの仕事もすることになったのがきっかけです。毎月季節ごとに旬の食材やお花見やクリスマスなどのイベントに合う料理のレシピを料理研究家の先生と制作、撮影していました。当時はグルメブームの始まりで「フランス料理の味わい方」や「クリスマスはホテルでディナーを」といった「食の楽しみ方」が盛り上がりだした頃でした。なので、まずは見た目が凝っているとか珍しい外国料理に人気が集まりましたが、私自身は学術誌の仕事の影響で、環境問題や生命についての土壌があったものですから、このグルメブームに違和感を覚えたんです。「高級で豪華な料理を贅沢に味わって満足する」というのは、食を知ったことにはならないのでは? という疑問ですね。

たにー) おいしいものを食べて喜びを感じているだけでいいのだろうか? と思われたんですね?

南) そうですね、美食というより「命のための食」、環境や生命を意識した食の世界をとらえてみたい、と思ったんです。その後、結婚して30歳のときに子どもが生まれたのですが、子どもにアレルギーがあったため苦労しました。自分の食生活が母乳を通じて直接子どもに影響するので、例えばプリンをうっかり食べてしまうと、卵に反応して子どもの顔が真っ赤になって......。

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きっかけは、子どもの食物アレルギー

カナメ) では、お子さんのアレルギーがきっかけで美食以外の「食」についての実践を始められたのですね?

南) はい、食物に反応するアレルギーなので、薬膳やマクロビオティック、漢方などを学び始めました。当時は今ほど情報の広がりはなかったのですが、それでも食と健康を意識している人たちは数多くいたようで、世間の反応はとてもよかったんです。「自然の中で人間はどう生きるのか」というテーマが大切にされていることに共感して、私もしばらくは実践しましたが、やはりいろんな意味での偏りがあるので、すべてを取り入れることには無理があるのかと、感じ始めました。

たにー) 食に関するメソッドの中には食べるものに制限があったり、肉や魚に関する考え方もさまざまですね。外食やコンビニの食品も日々食べている私たちから見ると、ストイックな印象もあります。

南) そうなんです。家族が一緒に暮らしていて「みんなで同じものを食べられない」のは、いくら体によくても「変だな」と。ねっ?

たにー) 確かにそうですね。最近は食にこだわる方がとても多くいらっしゃいますが、独特なメソッドを実践しておられる方は、ご家族とは食事は別なのかな? それも大変そうだな、と思っていました。

南) 時々はそれぞれが好みのものを食べるのはいいかもしれないけど、やはり家族はできるだけ同じものを「おいしいね」と一緒に食べたいな、と思ったんです。極端な方法やスキルを身につけなくても、誰でも近くのスーパーで手に入る食材で、食生活を見直す方法があればいいなと思って。まずは家の食事で、昔からの知恵である「一汁三菜」について考えを深めることにしました。2000年にホームページを立ち上げて、和食のバランスのよい食事について発信を始めました。そんなとき生活総合情報サイトの「All About」2002年からガイドのお仕事をいただきました。その影響から各地で講演や出版のお仕事をいただくことになり、現在まで続いています。

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多くの助けを借りて育児と仕事を両立

カナメ) アレルギーをお持ちのお子さんの子育てと仕事の両立は大変だったのでは? 「育児に専念しよう! 」とはならなかったのですか?

南) 全く働かなかった時期というのが、ほとんどないですね。社会との接点が無くなるのが嫌で。当時は仕事を持っていても結婚か出産のいずれかで退社するのが一般的だったので、私の母などは「こんなに小さな子を置いて仕事に行くの?」と、全く共感できない様子でした(笑)。と言っても9時から5時まで週5日という働き方ではなくフリーランスだったので仕事が入ると夫の母に頼んでみてもらったり、地域のおばあちゃんたちの応援にも頼らせていただいたりしました。


フードコーディネーターとしての活動

カナメ) 「All About」の執筆の他にはどんなお仕事をされているのですか?

南) フードコーディネーターの資格を生かしての講演活動ですね。例えば食と健康というテーマでお医者さんや栄養士さんから理論のお話を聞く、という機会は多いと思うんですけど、「生活者」目線で「健康な食事ってなんだろう? 日本古来の和食でいいんですよ。」という話は、講演を企画される方のニーズに合うことが多かったようですね。他にもフードライターとしての執筆活動もあったので、家族が寝静まった後に原稿を書いていて......気づけば「あ! 新聞屋さんが来ちゃった」とか(笑)。夜明けまでがんばったこともありましたね。

『お料理の先生』というと、昨今はブログやSNSで得意料理のレシピ発信から人気になり......というスタートが多いようですが、南さんの場合は意外にも「学術書」の編集に携わったことがきっかけで「生命」について関心を持ち、クッキングブックの仕事で「日々の家庭料理」を学び、お子さんのアレルギーによって「健康のための食事」にフォーカスして取り組むことに。 この経験と、ご家族のあたたかな見守りと絶妙なスパイスがミックスされてひとつになり、南さんオリジナルの食の道が開けることになります。でもそれは意外と「新しいもの、最先端なもの」ではなく実は「ずっと小さい頃から身につけていたこと」にありました。


【好きの針路相談:南恵子さん】
  すべての記事:
その2:コンビニ弁当やファーストフードも適材適所

その3:ブームに流されず、手に入りやすいもので毎日無理なく

小ネタ:冷えから守る養生の知恵! 南恵子先生に教わる

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この記事を書いたキュレーターは……
ミニツク パートナー がっちゃん

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