フェリシモ基金活動は、お客さまおひとりおひとりの善意を基金というかたちでお預りし運営しています。
感謝の気持ちとともに、ここに基金活動をご報告させていただきます。

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田園に沈む夕陽。この景色をとりもどしたい。

 

北海道を震源とする地震(北海道胆振東部地震)で被災されたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。
この度、この災害で被災された地域と方々を支援するため『北海道胆振東部地震 毎月100円義援金(基金)』をたちあげました。

みなさまから毎月お寄せいただく100円の義援金で、復興への長い道のりを応援し、継続的な支援を続けていきます。お預かりした基金は生活の復興、地域の環境や文化の復興への支援などに活用させていただきます。みなさまからの温かいご支援をお願いいたします。


■100円基金で応援するWEBサイトはこちらから
北海道胆振東部地震 毎月100円義援金(基金)



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以下の基金から2017年度に拠出した特定非営利活動法人 美ら海振興会さまの活動レポートをご紹介します。

 

無人島の陸上清掃、サンゴに絡まる釣り糸やごみを回収する水中清掃、サンゴを捕食するレイシガイダマシ類やオニヒトデの水中駆除、そして、サンゴの植え付けを実施しました。

陸上清掃では、多くの参加者と共に、那覇から船で神山島の海岸の漂着物を回収しに行きました。2kmの海岸を歩いて回り、回収したごみはなんと100kgを超えました。

参加者の感想でよく耳にするのが「外国語が書いてあるごみがいっぱい・・・」。漂着ごみの多くは、台湾、中国、韓国から来ており、中にはロシアからのものもありました。ほとんど分解されないプラスチックごみは、数千キロ離れた沖縄の離島にまでたどり着くのです。


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陸上清掃で回収したごみ

 

水中清掃、水中駆除は危険が伴うため、インストラクター資格を持つダイバーが行っています。沖縄の海は、透明度が高く、色とりどりの魚やサンゴに覆われており、ごみとは無縁だと思われているかもしれません。しかし、よく見ると、そこには小さな釣り糸や針から、大きな電化製品やタイヤまで、さまざまな廃棄物が見つかります。

プラスチックごみは、ウミガメや魚の体内に取り込まれても消化できないため、最悪の場合、死に至ります。また、釣り糸が絡まったサンゴは、釣り糸を取り込んで、不自然に成長してしまうこともあります。これらを経験のあるダイバーが慎重に取り外していきます。

そして、サンゴを捕食するレイシガイダマシ類やオニヒトデも、見つけるたびに駆除しています。数センチしかないレイシガイダマシをピンセットで1つずつサンゴから取り外し、毒針を持ち、大きなものでは50cm以上にもなるオニヒトデを、ハンマー等を使用して駆除します。レイシガイダマシ類は、多いときには一回に1000個体以上を駆除しました。


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レイシガイダマシ

 

<支援者のみなさまへ>

美ら海振興会の活動をご支援いただき、ありがとうございます!

美ら海振興会は、これまで10年以上にわたって、海の環境保全活動を行ってきました。有志の仲間たちと始めた活動が、みなさまに興味を持っていただけるようになったことを、大変うれしく思います。これからも、みなさまと一緒に、美しいサンゴの広がる沖縄の海を守っていきたいと強く思っています。


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沖縄の海 

 

前回の報告書はこちら

■美ら海振興会さまのその他の支援活動はこちらからご覧いただけます。

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2017年、メキシコ中央部で発生した大地震に対し、「フェリシモ 地球村の基金」から緊急支援を実施いたしました。現地での活動のレポートが届きましたのでみなさまにご紹介させていただきます。


 

■活動団体名   : 「世界の医療団」 認定NPO法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
■プロジェクト名 : メキシコ大地震!被災者に対するメンタルヘルス緊急医療支援
■実施場所    : メキシコ合衆国プエブラ州アテンシンゴとモレロス州テパルシンゴ
■実施期間    : 2017年10月4日から3ヵ月

 

<プロジェクトの実績報告>

2017年9月19日の現地時間午後1時14分に、マグニチュード7.1の大地震がメキシコの首都メキシコシティから約120キロ離れたプエブラ州を襲いました。奇しくもその日は、メキシコの首都を中心に9,500人以上の犠牲者を出した1985年のメキシコ大地震からちょうど32年目に当たる日でした。

9月19日の本震とその後の余震によって、300人以上が犠牲となりましたが、その多くがモレロス州とプエブラ州の2州と、メキシコシティの住民でした。

地震発生直後から行った調査ミッションでは、被災者の精神的なサポートのニーズが高いことが明らかになりました。しかし、主だった支援は首都であるメキシコシティに限られており、被害が大きいにもかかわらず首都から離れたモレロス州やプエブラ州においては十分な支援が届いていない状況でした。

そこで、世界の医療団はプエブラ州アテンシンゴとモレロス州テパルシンゴにおいて緊急メンタルヘルスケアを行いました。緊急コーディネーターを中心に、精神カウンセラーやソーシャルワーカー、看護師など専門家で構成される対応チームを立ち上げ、ワークショップや、グループあるいは個別のカウンセリングなどを実施しました。このような支援を受けた人々は1,710名にのぼりました。

 

<現地の様子・現地の声>

ワークショップは、子どもを含めた地域の住民に対して広く開かれました。今回の地震に対するそれぞれの反応を理解し合い、助け合うことが目的です。ワークショップに参加したラウラは、終わった後にこんな言葉をよせてくれました。

「世界の医療団は、私たちを近隣の住民と結びつけ、協力し合い、助け合う方法を教えてくれました」。

地震により弱まっていた地域コミュニティの力が再び強まり、こころの支えができました。

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ワークショップの様子

 

また、こうした地震の被害にあった人々をケアするケアワーカーを対象に、世界の医療団は、ワークショップを開催しました。

日々悲しみに暮れる人々に寄り添い、そうした人々の気持ちに向き合うことは、ケアワーカーの方たちにも知らず知らずのうちに大きな心理的負担となっています。こうした状況に自ら対処する術を身に付けるため、ワークショップに参加したケアワーカーの方たちは、参加者それぞれの心に押し留めていた思いをグループワークを通じて語り合い、共有することで少しずつ笑顔を取りもどしていきました。

 

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ワークショップの様子

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ワークショップの様子

 

ご支援下さるみなさまへ:

今回のような大規模な自然災害においては、発生直後の緊急支援はもとより、そのショックから立ち直るための手助けも大変重要な活動です。家族や知り合いをなくした人、家をなくした人、大きな怪我を負った人など、様々な困難を抱えながらも前に進もうとするメキシコの人々を支える活動ができましたのも、支援者のみなさまのおかげです。ありがとうございました。

(「世界の医療団」 認定NPO法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポンさまより)

 

プロジェクトの詳細はこちら 

■「世界の医療団」 認定NPO法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポンさまのその他の支援活動はこちらからご覧いただけます。

 

災害からの救済・復興活動支援   みんなの地球村の基金   ご参加はこちら >>> 

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以下の基金から2017年度に拠出したHokkaido木村秋則自然栽培農学校さまの活動レポートをご紹介します。

 

農学校2017年後半からの取組

2016年度に植樹したリンゴの木をよりよく成長へと導くため、多くの人の力をお借りして、雑草の手入れや樹の剪定などの作業を進めました。2017年の冬は多くの雪が積もりましたが、よく耐えてくれたと思います。

2017shizen_1.jpg雪に耐えるリンゴの木

 

雪解けは早く、人が通れる道を確保することができたので、暖かくなる前に樹の状態を確かめながら、どのように支えていくかを検討しました。2018年の秋にはようやくリンゴの実が着き始めることと思いますが、出荷できるようになるにはまだまだ年数がかかります。けれど、農学校の収穫祭ではにぎわせてくれることになると思っています。

 

2017shizen_4.jpgリンゴの木の周りは雑草を刈ります 

2017shizen_2.jpgリンゴの木の世話をする生徒

 

◆木村秋則:自然栽培の基本◆

毎回、講演では「肝心なのは、その畑にあった最善の土づくり」が必要とおっしゃっています。リンゴの栽培においても、畑の様子をしっかり見ていないと、リンゴは木の根からダメになってしまいます。

最初に畑を作り始めるために、自然栽培では農薬と化学肥料を使っていたかどうかを見極めます。もしも使用していたのなら、最初は麦などの作物を栽培して余計なものをすべて吸収してもらうようにします。

次に大豆などの豆類を栽培し、畑に必要な栄養分を十分に残してもらいます。そうすることで、畑の中に自然の金の循環と養分が豊富になってきます。

そして、畑に自然の循環ができると、良い菌と悪い菌が最適なバランスで生き始めます。3年に一度の豆類による養分補給をするだけで、十分な収穫が見込めるようになります。

 

2017shizen_5.jpg畑で指導する木村さん

2017shizen_6.jpg畑の水の流れを説明する様子 

 

<支援者のみなさまへ>

2018年から事務局に新しい仲間が加わりました。栽培や収穫の時期をしっかり見た作付けを実践し、販売についてもより広範囲に販路を広げていきたいと思いますので、みなさまの応援をよろしくお願いいたします。

2017shizen_3.jpgスタッフと生徒で収穫をする様子

 

前回の報告はこちら

■Hokkaido木村秋則自然栽培農学校さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

 

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2017年度に熊本地震への支援として、みなさまからお預かりしている基金から、公益財団法人熊本YMCAさまの熊本地震仮設団地住民相談支援センター事務所設置への支援に拠出しました。
その活動レポートが届きましたのでみなさまにご紹介します。


実施場所:熊本県上益城郡御船町
実施期間:2018年4月1日~2018年7月31日

 

<プロジェクトの中間報告> 

みなさまからのご支援により、住民のための生活相談支援業務を行う「支え合いセンター」の事務所(プレハブ建設)を設置することができました。ここでは熊本YMCAが御船町社会福祉協議会から委託を受けて、主に熊本地震の仮設団地約150世帯(熊本県上益城郡御船町)への支援業務を行っています。


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新事務所は仮設団地の一角に設置されました。            
 プレハブですが猛暑でもエアコンがあるので快適に業務にあたっています。

 

以前は、住民の方が集う集会場(みんなの家)に事務所を間借りしていました。そのため、個人情報を扱うケースなどの会議は行いにくく、住民の方も気兼ねをされて、自由にみんなの家が使いにくいという事情がありました。

「支え合いセンター」の事務所が出来たことで、そのようなマイナス面は解消され、来年の仮設団地期限を前に住民の方々への生活再建支援に集中して取り組むことができています。


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新事務所の外観です。住民の方とは適度な距離が保たれて支援ができています。

 

<現地の様子や現地の声>

現在、熊本YMCAが所轄する御船町仮設団地の退居率は約20%で、仮設団地の最終期限である来年の11月に向けて、住民の方々の再建が進んでいます。

私たちは仮設団地の住民の方々の住まい再建の進捗状況をA~Eの5段階で把握をしています。再建が滞っている場合はその状況を町に報告をし、住民の方にはアドバイス(情報)を提供するなどして、少しでも再建が進むように支えとはげましをしているところです。

「みんなの家」の利用に関しては、自治会長が主体となって花々を育てたり、住民交流会をするなどの動きがみられ、以前よりも自主的に住民主体で利用する動きが活発に行われるようになりました。

 

<支援者のみなさまへ>

この度はご支援をたまわり心より感謝申し上げます。熊本地震から2年が経過し、周囲の関心が薄まっていく中にありますが、被災住民のみなさまにとってはこれから住まい再建に向けて動かねばならない"正念場"を迎えられます。これからが復興支援の本番となりますので、いただいたご支援を有効利用しながら支援をして参ります。


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新事務所の様子です。集中して業務に取り組める環境で支援にあたることができています。

 

(熊本YMCAさまより)


■熊本YMCAさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「キャンプで暮らすシリアの子どもたちに、教育と心の成長を!」の活動レポートを国境なき子どもたちさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

ヨルダンの2学期にあたる本プロジェクトにおいて、ザアタリ難民キャンプ内のスクール3(通称カタール校)の5年生~9年生の女子476名、5年生~8年生の男子335名、合計811名のシリア難民の子どもたちに、音楽、演劇などの情操教育の授業や、学びと将来をつなげるキャリア教育といった特別授業を計405回届けることができました。

音楽の授業では、シリアやアラブ界で一般的な楽曲を選び、子どもたちが楽しみながら学習できるように授業を進めました。

ノートへの歌詞の書き取りをアラビア語の学習の機会にする活用や、他のクラスメートの歌声と調和するよう発声を指導して、子どもたちに協調性や音の美しさが感じられるよう促す働きかけを行いました。ピアニカやリコーダーを取り入れて、打楽器をあわせると、簡単な演奏ができるようになりました。


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全員の楽器がないため、順番に交代で演奏します

 

演劇の授業では、学校でみられる問題や家庭内で起きた出来事など身近なテーマを扱い、学年や生徒の関心に合わせた授業を実施しました。高学年では薬品の正しい使用方法や衛生教育などへの理解を深めるため、演劇を用いた啓蒙活動も行いました。


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クラスメートと協力して、アラビア語の課題に挑戦!

 

子どもたちが楽しみながら自分を表現したり、クラスメートと協力しながら課題に取り組む様子や、放課後には教員室に宿題の質問に来るなど、学習意欲が高まる様子も見受けられました。避難生活を送りながらも懸命に学校に通い続ける子どもたちが、少しずつ、そして確実に、成長していることを実感することができました。

 

<現地の様子・現地の声>

昨年から取り組み始めたキャリア教育の特別授業は、長引く難民キャンプの生活の中で、シリア難民の子どもたちが少しでも自分の将来を前向きに考え、今できることが何なのかを見つめるための時間です。

先生たちはキャリア教育の内容についての話し合いの中で、今学期は、『実際に生徒が今、どんな努力をすることができるのかを考えるきっかけ作りになるような授業にしていこう』と決めました。

生徒にとっても、教員にとっても、新たな試みで手探りではありましたが、タイムマネージメントをテーマとした授業では、自分の一日についての発表をした後には、クラスメートの反応に恥ずかしがったり、誇らしそうにしている生徒たちの様子が見受けられました。


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学校行事で堂々と発表する生徒

 

シリア難民キャンプの学校はあくまで勉強をするところです。学校が午前午後の交代制の2部制ということもあり、時間に余裕はなく、日本の学校では一般的なホームルームの時間もありません。教科に関わる授業の他に受ける機会がない生徒たちにとって、自分自身について考えることのできるキャリア教育の授業は、大事な時間となりました。


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生徒が一日の時間の使い方を書き込んだプリント

 

難民キャンプという閉鎖された環境にはいるけれど、学校という学びの場に進んできているシリア難民の子どもたちが、このプロジェクトを通じて、クラスメートと共に学び、「今」の学びが「将来」にどうつながるのか、一人ひとりが考え、アクションを取れるような取り組みを行うことができました。

 

<支援者へのメッセージ>

ザアタリ難民キャンプが設立されてから2018年の夏で丸6年を迎えます。支援機関が次々と撤退、もしくはプログラムが停止され、今までの日常生活には普通にあったはずの支援がなくなっていく状況にあります。

そのような中、このプロジェクトを通じて、子どもの成長過程になくてはならないサポートを提供することができました。これはひとえに支援してくださったみなさまのおかげです。シリア難民の子どもたちにあたたかいお気持ちを寄せてくださり、改めてお礼申し上げます。

子どもなら誰しももっている、「自分に関心を持ってもらいたい、話を聞いてもらいたい」といった一人ひとりの気持ちに応えられるよう、これからも尽力していきます。

 

(認定NPO法人 国境なき子どもたち 佐々木さまより)

 

プロジェクトの詳細はこちら

プロジェクトの中間報告はこちら

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以下の基金から2018年度に拠出した京都大学iPS細胞研究所さまの活動レポートをご紹介します。

 

iPS細胞研究所(CiRA)では、iPS細胞を用いた再生医療と新しい薬の開発を目指し、日々研究にはげんでいます。現在、CiRAには約30の研究グループがあり、ガンや糖尿病、心疾患、血液疾患、パーキンソン病、ALS、筋ジストロフィー、アルツハイマー病等の研究が進められています。

CiRAの戸口田淳也教授、池谷真准教授らは、筋肉の中に骨ができてしまう、FOP(進行性骨化性線維異形成症)という難病を研究しており、これまで有効な治療法がありませんでしたが、2017年9月に京都大学医学部附属病院などで治験が開始されました。


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記者会見で話す(左から)戸口田教授、池谷教授、日野研究員

 

難病やケガで苦しむ患者さんにiPS細胞を用いた新しい医療をお届けするには、まだまだ長く険しい道のりが続きますが、みなさまのご支援によって着実に研究を進めることができています。CiRAの研究者らが2017年度に発表した論文のうち、財源の一部としてiPS細胞研究基金を使用した研究を抜粋してご報告いたします。

 


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オープンラボで実験を行う様子

 

<支援者のみなさまへ>

iPS細胞研究基金にあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

賜りましたご寄付は、今は治すことができない病気やケガに苦しむ患者さんへiPS細胞技術による新しい医療を届けるために、大切に活用させていただきます。
今後ともiPS細胞研究へのご支援・ご理解を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、研究の進捗をご報告差し上げる『CiRA Newsletter』を年4回配信しています。登録無料ですので、ぜひご登録ください。


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iPS細胞研究所長・教授 山中 伸弥

 

前回の報告書はこちら

■京都大学iPS細胞研究所 (CiRA=サイラ)さまの詳しい活動はこちらからご覧いただけます。
(『CiRA Newsletter』の無料登録はこちら)

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2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「ミャンマー 障がい者のための職業訓練校の環境整備事業」の活動レポートを難民を助ける会さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの中間報告>

難民を助ける会(以下、AAR)は、2000年からヤンゴンで運営する、障がい者のための職業訓練校において、老朽化した建物の補修と、今回補修をする建物での職業訓練コース(理容美容、洋裁、PC)を実施しています。ヤンゴンにある訓練校は、身体障がい者(視覚障がい者、重度障がい者を除く)への技術訓練と就労支援を提供する、ミャンマーで唯一の民間訓練校です。

 

2018年1~6月までの活動の成果をご報告します。

①建物の補修

雨季の豪雨による雨漏り被害がある建物3棟(理容美容棟、洋裁・講堂棟、PC棟)の補修が完了しました。

・補修工事の仕様決定と工事業者の選定(1~3月)
 工事の仕様は、ヤンゴンでも事業実績のある一級建築士の日本人の協力を得て、屋根材や水切り、勾配を付
 けた雨どいの設置等、雨漏りを防ぐ方法を採用しました。工事業者は3社からの見積もりや、過去の事業
 実績にかんがみて、価格と信頼性を考慮して選定しました。

・補修工事の実施(3~5月)
 工事期間中は駐在員の中川が週1回工事業者と進捗を確認しました。工事内容と仕様が異なっていた場合
 は、その都度、作業のやり直しを依頼し、完工時だけでなく工程時にもきめ細やかな確認を行いました。


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補修工事の様子。雨漏りを防ぐために、建物3棟すべての屋根材をはり重ねました。

 

②職業訓練コースの継続

建物の補修と並行して、職業訓練コース(理容美容、洋裁、PC)も開講しています。障がい者を無償で受け入れて3ヵ月半、全寮制の技術訓練や課外活動、開業・就職支援を提供しています。

2018年1~4月(2018年第1学期)には、48名(理容美容20名、洋裁16名、PC12名)が卒業して、多くの生徒が働き始めています。

2018年6月末現在、2018年第2学期(2018年5~8月)を開講中で、45名の障がい者(理容美容18名、洋裁15名、PC12名)が技術習得にはげんでいます。


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洋裁コース生徒たちと駐在員の中川善雄(写真中央奥)。      
卒業後、半数以上が開業し、残りの生徒は仕立て店などへ就職します。

 

<現地の様子・現地の声>

①建物の補修

補修工事が完了した建物3棟(理容美容棟、洋裁・講堂棟、PC棟)では、雨漏りが解消されました。
これまで、強い雨が降るたびに、先生や生徒たちが、教室内の資機材を移動して雨水を受けるバケツを置き、汚れた床を掃除していましたが、授業を中断することもなくなりました。

PCコース主任教員ルイン・ミョー・トンは、
「各コースには、聴覚障がいがある生徒のための映像教材機器、理容バリカンやドライヤー、PC等の電気機器がありますが、故障や漏電の心配がなくなりました。また、私のように足に障がいのある生徒が、教室の濡れた床で転倒を気にする必要がなくなったことで、教員も生徒も授業に集中することができるようになりました。」と補修後の変化を話します。


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PCコース生徒へ画像編集の方法を教える、主任教員ルイン・ミョー・トン
(写真手前から2番目)。本訓練校の卒業生でもあります。       

 

②職業訓練コースの継続

現在、理容美容コース(2018年5~8月)で学ぶ、サ・ヘイ・モンさん(男性、38歳)をご紹介します。

「私は先天性の欠指症があります。地方のカレン州で、妻と10歳の息子、義理の母と暮らし、畑作業や溶接の仕事をしていました。2017年に交通事故で両足を切断してから、仕事を失い、家計は苦しくなりました。自宅で一日の大半を過ごしていましたが、卒業生の紹介で訓練校を知り、家族を支えたいと思い、理容美容コースへ応募しました。障がいがある仲間と過ごしながら、自分も障がい者のために何かしたいと思うようになりました。こうした訓練校がもっと増えてほしいです。卒業後、就職して経験を積み、訓練校上級コースで技術も磨いて、将来は自分のお店を持つことが夢です。」


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理容美容コース生徒サ・ヘイ・モンさん。社会貢献を兼ねた
校外実習で障がい児施設を訪れ、カットの練習をする様子。

 

<支援者へのメッセージ>

「フェリシモ地球村の基金」の助成により、6月ごろから始まる雨季の前に建物の補修を終えることができました。雨漏りによる施設の損傷や漏電等の懸念は解消されて、生徒たちが安心して授業を受けられるようになりました。

職業訓練コースでは、これからも、ミャンマー全土から障がい者を無償で受け入れ、技術訓練や社会性を養う課外活動、開業・就職支援を通じて、障がい者の就労を支えていきます。事業終了後の報告では、卒業生の就労率もご報告します。

ミャンマーでは急速に経済が発展する一方、障がい者の参加は限定的で、貧富の差はますます広がるばかりです。AARは、障がいの有無にかかわらずすべての人が働ける社会を目指して、訓練校の活動を続けていきます。

(認定NPO法人 難民を助ける会さまより)

 

プロジェクトの詳細はこちら

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以下の基金から2016年度に拠出したNPO法人 Peace & Natureさまの活動レポートをご紹介します。

 

<プロジェクトの中間報告>

2009年より神戸市北区大沢町で自然の中での体験型ワークショップを開催しています。
使われていない「空き家」を再利用して、日本の文化を学び、継承するための人材育成の拠点となるベースをつくり、復活させています。都会にいる人々や若い世代、あるいは在日外国人や海外からの観光客に対して、しっかりと日本の伝統文化の素晴らしさを伝えていくためのプロジェクトです。

■Canadian Academyの学生たちによるPeace & Natureの紹介動画
 http://peace-and-nature.com/2018/02/27/introvid/

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【2017年1月~2018年7月までの進捗状況】

①プロジェクトスケジュール
 1月   :旧建屋の電気付け替え
 2月~8月:旧建屋の片付けおよび解体
 8月   :かまど造り
 11月3日 :活動15周年を迎えました。まだ途中の段階ですが、法人メンバーや個人メンバー、学校関係者
       を迎えてお披露目会を開催。

②進行中の内容
 オープンキッチンの設置および土間造り
 オープンキッチンの設置に関しては、下水が通っていないことから、下水の設置だけで120万円が必要にな
 りました。これからファンドレイジングをしながらキッチン設置のための費用を作り、オープンキッチンと
 土間を仕上げていきます。

③総事業としての完成予定は、2019年春を目指します。

 

旧建屋を解体しました。旧建屋の解体を業者に頼むと大きな費用が必要になることから、メンバーと一緒に自分たちの手で進めてきたため、解体だけで数ヵ月かかりました。この間、日本伝統文化の継承イベント、5月田植え、玉ねぎの収穫、6~7月野菜作り、9~10月稲刈りなど、休耕田を生かした野菜と米作りも同時進行しています。その他にも、海外からの高校生の受け入れ、国際学校の子どもたちへのかまどを使った調理やそうめん流しなどを行いました。

三重県から愛農かまど造りのプロである、野呂氏を講師としてお迎えし、無事にかまどは完成しました。薪の量が少なくて済むという、日本の昔の文化に現代の知恵がプラスされた、エコロジーで画期的なかまどです。空き家で使われていたお風呂場を再利用し、学生のメンバーが中心となって作り上げました。

 

建屋を潰した跡地に残ったお風呂場を再利用し、愛農かまど設置準備スタート。

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かまど完成!

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自分たちで作った野菜を使い、かまどで調理をして、みんなで同じ釜のめしをいただきます。

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【講師プロフィール】
野呂由彦氏
三重県多気町の代々続く農家で、今は主に農作業(水田・畑・茶・梅・山林・養鶏)を妻と2人で小さな小さな農家の生活を送っています。身近にある地域の資源を最大限に活かし、仲間である地域の方々の力を借りて、小さく豊かにらくに生きていけることを目指して、日々生活しています。

【愛農かまどの歴史】
戦後すぐ愛農会が創立され、農村の生活改善事業の一環として、少ない薪でもむらなく料理ができるように設計されたかまどです。料理研究家の酒井章平氏が考案され、戦後から昭和30年代にかけて、日本の農村に普及しました。2004年に北村藤一さんが私の家に愛農かまどを造ってくださったのを機に、一応教えを受けた私が、造りたいという方々のもとを訪ねて、一緒に造り、完成することを続けさせていただいています。

*北村藤一さんは農業のかたわら、主に三重県内の農家に400基以上の愛農かまどを据え付けられた方です。

 

<支援者のみなさまへ>

このプロジェクトには大きなビジョンがあります。日本人と外国人の子どもたちや若い世代が、日本の地域で、温故知新の精神を学び、日本の文化に触れながら、自然の中で学び、研究できる場づくりです。未来の人材育成のために、この活動を推進しております。時間の必要なプロジェクトですが、学生や、メンバーと共に推進して参ります。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします。

(Peace & Nature イナンルさまより)


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■ Peace & Natureさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「学ぶ機会のないシリア難民の子ども達へ 緊急教育支援(トルコ)」の活動レポートをホープフル・タッチさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの中間報告>

戦争の影響で学習する機会を失ったシリア難民の子どもたち40名を対象として、インフォーマル教育を提供するテント教室を新たに設置しました。

設置したのは、シリアとの国境検問所があるアクチャカラ市の農村地域です。アクチャカラ市内にはトルコ政府と国連機関が運営する大規模な難民キャンプもありますが、閉鎖的な生活環境は劣悪で就業もできないため、ほとんどの人々がキャンプ外で生活しています(トルコに滞在するシリア難民の約90%がキャンプ外で生活)。市内にあるアパートの家賃を払えない家族は、農村でトルコ人地主の土地で農作業をしながらテント生活を送っています。

通学できる学校がなかったり、家族の手伝いで毎日のように農作業に当たらなければならない子どもたちの学びの場として、畑の真ん中にテント教室を設置しました。また先生には、同じく農村に住み、シリアで教師経験があり、トルコでトルコ語の研修を受けたシリア人の方になってもらいました。

これまで勉強したことがなかったり、戦争後に就学することができなくなってしまった子どもたちは、学ぶことへの興味とうれしさでいっぱいになって、わずか6ヵ月間でアラビア語全28文字、トルコ語全29文字、英語全26文字、算数は三桁の計算(年長の子どもたち)を習得しました。これからは言葉や文章の読み書きに挑戦していきます。


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教科書の読み書きができるようになった女の子


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トルコ語の文字を習う男の子

 

スポーツやお絵かきなどのレクリエーション活動も行い、子どもたちの「楽しい」時間や「できる」体験をつくりだしています。 


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自分が描いた絵を紹介する子どもたち

 

<現地の様子・現地の声>

トルコ教育省は今年中にシリア人学校がすべて閉鎖して、すべてのシリア難民の子どもたちをトルコの公立学校へ編入させることを政策にしています。国連機関や大規模NGOの活動も、より多くのシリア難民の子どもたちがトルコの公立学校で就学できるよう編入支援をしています。

しかし、公立学校ではトルコ人教師によるトルコ語での授業になるため、母国語がアラビア語である子どもたちが適応するには時間がかかります。特に農村地域にある村の小さな公立学校では、シリア人を受け入れる体制がまだ整っておらず、教師の数や教室の数も足りていないので、フォローが必要な子どもたちを支えることは困難な状況にあります。

 

【子どもたちの声】

「家族の農作業を手伝わなければならないので、丸一日学校に通い続けることはできません。ぜんぶトルコ語なのでわからないし、行ってもあまり意味がありません。この教室で学んでいた方がためになります。」

「トルコ人の子どもたちが怖いので、学校に行きたくありません。シリア人の先生に教えてもらいたいです。」

「この教室で勉強したり、絵を描いたりするのが楽しいです。」

 

【先生の声】

「この地域の保護者には、まだ子どもに教育より農作業をさせたいと考える人たちが多いです。母国語のアラビア語を勉強できることや、トルコ語も少しずつ勉強できること、1日4時間の授業であることから子どもたちをこの教室に通わせていますが、この教室がなくなったら、公立学校へ通わせることはないでしょう。」

 

Hopeful2017_M_4.jpg

自分なりに作った折り紙作品は飛行機と銃

 

<支援者へのメッセージ>

シリア難民の受け入れ数が最大のトルコでは、政府や大きな援助機関が大規模なシステム化された支援制度を構築しています。このような支援では個々の生活状況やニーズには応えにくくなってしまいます。

農村地域の弱い立場にある子どもたちの将来的な展望を考えながら、いま彼ら、彼女らが必要としている活動を実施しています。ご支援いただいている方々の想いが、子どもたちの希望に直結するよう活動を続けていきます。 

(特定非営利活動法人ホープフル・タッチ 高田さまより)

 

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