2015年、ネパール大地震への被害に対し、みなさまに「フェリシモ 地球村の基金」を通した緊急支援活動へご協力をお願いいたしました。たくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。現地での活動のレポートを紹介させていただきます。


■活動団体名   : 認定NPO法人 アムダ(AMDA)
■プロジェクト名 : ネパール地震被災者に対する緊急医療支援活動
■実施場所    : ネパール連邦民主共和国 カトマンズ・シンドゥパルチョク・ゴルカなど
■実施期間    : 2015年4月27日~5月25日

 

<プロジェクトの実績報告>
アムダは2015年4月25日ネパールで発生した地震に対し、ネパール支部と共に医療支援活動を開始しました。最終的に5月25日に緊急救援活動を終了するまで、日本からの5チーム、5か国から医療チームを派遣し、多国籍医療支援活動を実施しました。

【カトマンズ盆地】
カトマンズ、バクタプル、パタン周辺の30か所の地域で巡回診療を実施し、約1500人の被災者に医療サービスを提供しました。また、被災者に医薬品や飲料水、ビスケット、ORS (経口補水塩) なども配布しました。パタンにあった障がいを持った方が集まっていた避難テントも訪問することができました。
トリブバン大学教育病院へは、手術後の患者の機能回復訓練のため、理学療法士を派遣しました。

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【ゴルカ】
ゴルカ郡サウルパティなど山間部の医療施設のない地域で巡回診療を実施し、約600人の被災者に医療サービスを提供しました。地域住民へ災害後の健康管理に対する意識付けのために保健教育も実施しました。

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【シンデゥパルチョク】
シンデゥパルチョク郡カディチョールなどの地域で巡回診療を実施し、約600人の被災者が治療を受けました。被災者には医薬品、ビスケット、ORSなど配布し、健康管理のための保健教育も実施しました。

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【ヌワコット】
ヌワコット郡のカビラシュで仮設診療所を設置し、約300人の被災者が医療サービスを受けることができました。この地域では、家が全壊した75世帯にテントも配布しました。

 

<現地の様子・現地の声>
発災以降、自宅が地震による崩壊を免れたものの、つづく余震に対する恐怖のため屋内で過ごすことができずに、屋外での避難生活を送る被災者の方が多く見られました。仮設住宅の建設が進まず、未だにテント生活を送っている被災者がいます。モンスーンの季節、屋外でビニールシートを屋根にしただけの簡易テントでの生活は避難者の体力を、余震や先の見えない生活は気力を奪います。

実際、訪問診療を行っていた医療チームも、日を追うにつれ、被災者から精神的な苦痛、不安、不眠の訴えを聞くことが多くなりました。ネパールには重機が不足しており、マンパワーだけのがれきの撤去は進まず、復興の目途も立っていません。さらに悲しいことには、将来を悲観した被災者の自殺が増えてきているという報道もあります。 

ネパール人は自分の生まれ育ったコミュニティにとても愛着を持っています。そのため、コミュニティを離れた人たちも、故郷の復興のため支援し、多くの被災者は助け合ってこの困難を乗り越えようとしています。

 

ご支援下さるみなさまへ:
いつも、アムダの災害に対する医療救援活動にご理解・ご支援いただきましてありがとうございます。
日本では、もうほとんど報道もされませんが、ネパール地震の被害は甚大で、家や財産、大切な人を失った人たちは、十分な支援をまだ受けられないまま、現実的に復興へ歩き始めることもできない状態です。
アムダは、トリブバン大学教育病院と協力し山間部の貧困地域への訪問診療を、ネパール医師会と日本医師会と合同で精神的ケアに対応するカウンセリングボランティア育成プログラムを実施しております。復興の長い困難な道のりを一緒に歩んでいく予定です。みなさまの温かいお気持ちに支えられています。ありがとうございます。

(認定NPO法人 アムダ 山﨑 希さまより)

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