2016年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「ラオスの子どもに健康を~村の健康普及ボランティアの活動支援~」の活動レポートを世界の医療団(メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの中間報告>

世界の医療団のラオス北部にあるフアパン県ソン郡・フアムアン郡での活動は、5歳未満児の健康向上、そのための大人たちへの健康教育がメインテーマのひとつです。村々が山岳地帯に散在する両郡では、各村落に設置された村落健康委員会(VHC)を活性化し、基本的な保健活動が日々行われることが目標とされています。ただでさえ人員不足の医療施設スタッフが一つ一つの村をじっくり訪問することが困難なのでなお、村落健康委員会からの子どもの栄養状態についての報告に期待が寄せられています。


6月に入り、県保健局と最終決定した子ども用の身長・体重計を購入しました。この身長・体重計は、VHCが村の5歳未満児の成長を記録するために配布されます。したがい、VHCメンバーが正しく身長・体重計を使用できる、また、子どもの栄養についてある程度の知識がなければなりません。なぜなら、身長・体重を計ったその場で少しでも養育者にアドバイスをする、村の家庭に栄養についての知識を普及していく、必要であれば最寄りの医療施設への受診を促すことも彼らの役割だからです。

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また、5月末には、県・郡保健局職員が研修計画策定、研修実施のスキルアップを図るためのトレーナー研修を実施しました。

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現在は郡保健局を中心に委員会向けに実施する研修の企画策定を行っています。各郡で予算は既に組まれ、健康教育のための教材についても話合いを進めています。

 

<現地の様子・現地の声>

世界の医療団(MdMJ)が2016年4月に初めてソン郡を訪ねた際、リサーチのアレンジメントや情報交換ディスカッションに参加してもらったソン郡保健局職員のソムサックさん。現在も現地コーディネーターとして活躍中です。先日は小児疾病に関する診断法を学ぶIMCI研修にも参加してもらった彼のこのプロジェクトに関するコメントをもらいました。


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「今回MdMJと一緒に活動できる機会を得て、大変光栄です。初期リサーチからこれまで少しは役に立てたかと思っています。ただ、経験が浅いため、コーディネートをする中、予算作成などは初めての経験で、困難に思う部分もあります。その辺は指導を受けながら進めていきたいと思います。」

「プロジェクトコーディネートに関しては、経験もありますし、問題なくお手伝いできると思います。また、ソン郡は(隣の郡から独立した)新しい行政区であり、人材もチームも新しく不慣れな部分が多い中で、時には上司から大きな判断を任されることもあります。そういう意味では、大きな責任を担っていると感じています。私の夢は、スーパーバイザーとして将来的に郡保健局を引っ張っていけるような人材になることです。トレーナーとしての腕を磨くためにも、勉強を続けていきたいと思っています。」

 

<支援者へのメッセージ>

世界の医療団は、村落健康委員会への研修がより村人のニーズにあった企画になるよう、県・郡保健局と3月に村落への聞き取り調査を行いました。その結果報告書をもとに、各郡保健局と会合を重ねてテーマを選んだり、教材について情報を収集したり、ゆっくりですが企画を温めています。県・郡保健局の企画・実施能力が向上することも目標としているからです。支援者のみなさまにも、ひとつずつ課題を乗り越えていく活動を見守っていただければ幸いです。

 

(認定NPO法人 世界の医療団さまより)

 

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