2015年、ネパール大地震への被害に対し、みなさまに「ネパール中部地震義援金」へのご協力をお願いいたしました。たくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。
その基金より、2016年度に拠出したシャンティ国際ボランティア会さまの活動レポートが届きましたのでご紹介させていただきます。

 


 

■プロジェクト名 : ネパール中部地震被災小学校への学習環境支援事業
■実施場所    : ネパール連邦民主共和国バグマティ県ヌワコット郡
■実施期間    : 2017年6月~2017年12月

 

<プロジェクトの中間報告>

 2015年のネパール中部地震によって壊れてしまった学校に提供する家具の製作準備が進んでいます。今回のご支援ではヌワコット郡の2校の学校(シャンティ・デビ小学校、シタ・ダルマ小学校)に教室内家具と図書コーナー用の本棚を提供し、周辺校に図書コーナー用の本棚を提供します。

 教室内に配架する児童用の机・椅子に関しては、ヌワコット郡教育事務所よりアドバイスをいただき、児童の体にあったサイズになるよう設計しました。教員用の机・椅子に関しては、教員の方からのリクエストを取り入れ、指導教材を入れるための引き出しがついたものとなっています。また図書コーナーに設置する本棚は、児童の興味を引きやすいよう絵本の表紙が見えるデザインとなっており、児童が絵本を手に取りやすい環境を作ります。

 これまでに現地の家具屋を数ヵ所訪問し、デザイン・質・価格の面で比較検討を行いました。現在は提供家具のサンプルを製作しており、サンプルが出来上がった後、サイズ・色・デザイン等の最終確認を行います。確認の後、家具を必要個数製作します。

 

nepal_SVAM1.jpg左:教員用・児童用の机・椅子サンプル 右:図書コーナー用本棚サンプル

 

<現地の様子・現地の声>

 今回ご支援いただく家具を提供する学校の建設も進んでいます。ネパールは6月から9月頃まで雨期となりますが、今年は例年と比べて多くの雨が降りました。学校までの道路は未舗装のため、雨が降ると道がぬかるんで道路状況が悪化し、建設資材を運ぶのが困難となります。このような状況の中、シャンティ・デビ小学校の建設は半分程度まで進みました。シタ・ダルマ小学校は雨で資材運搬が困難となり2割程度で止まっていますが、雨期が明けてから建設作業員を増員することで、建設のスピードアップを図ります。

 シャンティ・デビ小学校は地震によって校舎が崩れ、その後トタンの仮設校舎にて勉強していました。現在は幼稚園~小学校5年生までの生徒が一つの大きな教室で学んでいます。シタ・ダルマ小学校も地震で校舎が被害を受け、現在も竹とトタン屋根の仮設校舎で勉強しています。どちらも児童が勉強するのに適切な環境とは言えないため、教員たちからは早く新しい校舎で生徒をのびのびと学ばせてあげたいという声が聞かれます。また教室内家具も地震によって壊れてしまったため、児童たちは新しい机・椅子でたくさん勉強したいと語っていました。

 

nepal_SVAM2.jpgシャンティ・デビ小学校の建設中校舎

 

<支援者のみなさまへ>

【シャンティ・デビ小学校のシャンブ・プラサード・バジャガイン先生からのメッセージ】

 この度は私たちの学校の教室内家具費用をご支援いただきありがとうございました。2015年の地震では学校校舎も大きな被害を受けました。また教室内家具も元々古いものが多かったため、地震によってほとんど使えない状態になってしまいました。そのため、今回みなさまからご支援をいただけた事を本当に嬉しく思っています。遠い日本からこのようなご支援をいただけた事に教員・地域住民一同とても感謝しています。新しい校舎や家具でのびのびと授業ができることを教員・児童共にとても楽しみにしています。

 

nepal_SVAM3.jpgシャンティ・デビ小学校の校長・教員・児童たち

 

(公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 眞屋さまより)

 

■シャンティ国際ボランティア会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます