2016年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「もっと多くのマニラの路上の子どもたちに愛情溢れた生活を!」の活動レポートをアイキャンさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

1、ドロップインセンターでの活動

路上の子ども150名に対し、以下の活動を行いました。

1)食事の提供:看護師の指導のもと、栄養価の高い野菜を使ったメニューや、栄養の補填として週に1回
  ビタミン剤も取り入れ、子どもたちの免疫力を高める食事を提供しました。

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2)衛生活動:シャワーや石鹸等の提供に加え、汚れた服を洗濯し、身なりを整えることや、正しい手洗い・
  うがい、歯磨きの仕方等の衛生教育を行いました。その結果、子ども同士でも、食事前に正しく手洗いでき
  たか確認し合うようになりました。

3)教育活動:基本的な読み書きや計算を教え、文字を書けなかった子どもが自分の名前を書くことや簡単な
  計算ができるようになりました。

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4)仮眠場所の提供:仮眠場所の提供により、普段安心して眠れない子どもたちが、昼寝の時間になるとすぐに
  眠りにつき、疲れを癒やすことができました。また、仮眠後は集中して勉強に取り組めました。

5)カウンセリング:ソーシャルワーカーが、子どもが抱える問題等を聞く面談をしました。学校に通いたいと
  話す子どもについては家庭訪問をし、親との復学に向けた話し合いへと進めました。

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2、ドロップインセンター外での活動

アウトリーチ活動により、路上の子ども119名が、新たにドロップインセンターの活動に参加するようになりました。ソーシャルワーカーがカウンセリングを通して子どもの現状とニーズを把握し、一人ひとりのプロファイル資料が完成しました。

 

<現地の様子・現地の声>

ドロップインセンターに通う150名の路上の子どもたちは、食事を満足に食べることができないために、野菜の摂取量が少なく、免疫力が低下し、病気になりやすい傾向にありましたが、看護師の指導のもと、栄養バランスのとれた食事を提供することで、空腹を満たすだけでなく免疫力をつけることができました。

子どもの家族からも、「子どもが風邪をひきにくくなったが、ドロップインセンターで何を食べているのか教えてほしい」との質問があり、看護師の職員が親にアドバイスを行いました。

 

読み書き教育では、イラストを多く取り入れた教材を使ったほか、グループワークを行うなど参加型の教育にすることで、子どもたちに「学ぶ楽しさ」を実感してもらえました。それにより、子どもたちの学習意欲を促進できたことと、家庭訪問を通して子どもの通学への理解を親から得られたことで、9名の子どもが復学しました。

復学した子どもたちの中には、兄弟二人で一着の制服を着回していたために、2日に1回しか通学できなかった子どもがいましたが、制服を含め必要な学用品を提供したことで、毎日通学できるようになりました。復学した子どもの1人は、「学校に行くことができてとても嬉しい。もっと勉強したい。」と話しています。復学した子どもたちを見て、まだ学校に通えていない子どもたちは刺激を受け、「来年の新学期から自分たちも学校に行きたい。」とソーシャルワーカーに話しています。

 

<支援者へのメッセージ>

「もっと多くのマニラの路上の子どもたちに愛情溢れた生活を!」を応援していただき、誠にありがとうございました。過酷な状況の中でも立ち上がり、前に進もうと一生懸命頑張る子どもたちとともに、今後も活動を継続してまいります。引き続き、アイキャンの活動を見守っていただければ幸いです。応援のほどよろしくお願いいたします。

(認定NPO法人アイキャン 井川さまより)

 

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