以下の基金から2017年度に拠出した認定NPO法人 ACE(エース)さまの活動レポートをご紹介します。

 

ガーナ、アシャンティ州およびブロンアハフォ州のカカオ生産地の村にて、持続可能な農園経営と教育を通じて児童労働の撤廃をめざしたプロジェクトを実施しました。


2017_ACE_1.JPG児童労働モニタリングチームの結成式

2017_ACE_5.JPG長老会と住民ボランティア組織のミーティング

 

①ガーナ共和国アシャンティ州アチュマ・ンプニュア郡の8村

 アシャンティ州アチュマ・ンプニュア郡の8村では、2009年から実施してきた活動が継続されており、児童労働のない状態を住民自身で維持できる体制が整ってきたことを確認しました。これを受け、2018年1月末をもって全活動を終了し、3月14日にプロジェクト卒業セレモニーを行いました。


2017_ACE_2.JPG卒業セレモニーに参列した子どもたち

 

 村の長老会や子ども保護委員会の住民ボランティア、各村の児童・生徒の代表者、カカオ農家の代表者、郡の行政関係者が一堂に会して、盛大な集会が行われました。行政の関係者や長老などからのスピーチが行われて、子どもが働かなくてもよくなったこと、学校がきれいになったこと、カカオの生産量と収入が上がったことなどが紹介されました。


2017_ACE_3.JPG卒業セレモニーでの行政関係者のスピーチ

 

 子どもたちによる演劇も披露されました。演劇のテーマは「児童労度をなくすには」。なんと私たちの活動の様子がドラマになっていて、私、近藤役を演じている子どももいました!
 私たちが活動する前は、演劇をはじめとした課外活動などは行われていなかったのですが、プロジェクトを通じて、授業以外にも子どもたちが学校で楽しめる環境ができてきたことを改めて実感しました。


2017_ACE_4.JPG

卒業セレモニーで披露された学校の生徒たちによる演劇。
テーマは「児童労働をなくそう!」          

 

②ガーナ共和国ブロンアハフォ州アスナフォサウス郡の2村

 2018年2月からは隣接するブロンアハフォ州アスナフォサウス郡の2つの村で、新たにプロジェクトの活動を開始しました。

 この2村では、学校の設備が整っておらず、教室も教師の数も足りていません。水や電気などの生活インフラも整っていないので、非常に過酷な生活環境に置かれています。まずは、村長をはじめとする長老会とミーティングを行い、児童労働を日常的にモニタリングしながら、子どもの教育や権利に関する啓発活動を行っていく、住民ボランティアグループの組織化などの活動を始めました。


2017_ACE_6.JPG新しい村の学校の様子

2017_ACE_7.JPG新しい村でのミーティングでのあいさつ

2017_ACE_8.JPG新しい村で組織された住民ボランティア組織のメンバーたち

 

<支援者のみなさまへ>

みなさまの温かいご支援のおかげで、ガーナではこれまでに450人以上の子どもを児童労働から救い、約4,000人の子どもの教育を支援してきました。

日本人が消費するカカオの約8割は、ガーナから輸入されています。そのガーナでは、約90万人の子どもがカカオ生産地において危険な労働を強いられているといわれています。児童労働は子どもたちの未来を奪ってしまうと同時に、産業そのものの持続性を危機にさらすことでもあります。

私たちが大好きなチョコレートを守るためにも、カカオ生産地の児童労働をなくす必要があります。みなさまからのご協力に心から感謝しますとともに、これからも私たちの活動へのご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(認定NPO法人 ACE 近藤さまより)

 

2017_ACE_9.JPG卒業した村の小学校の子どもたち

 

前回の報告はこちら

チョコレートバイヤーみりの世界の果てまでチョコレート!
感謝状をいただきました! カカオ農園の児童労働をなくす活動(2017.11.17)」の記事もご覧ください。

■ ACE(エース)さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

choco_button.jpg