「フェリシモ 地球村の基金」が今年支援したい6つの自立を支援するプロジェクト。
その中から、世界をよりしあわせにするためのプロジェクトの1つをみなさまにご紹介します。

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はじめまして、エイズ孤児支援NGO・PLAS代表の門田です。私たちがウガンダのルウェロ県で行う活動を紹介させてください。

ウガンダ共和国は、ヴィクトリア湖を臨む東アフリカの内陸国で、人口は約4千万人です。ナイル川の源流が通り、肥沃な土地に適度な雨量に恵まれ農業が盛んです。隣国のルワンダやコンゴとの国境にある国立公園では、野生のゴリラを見られるなど、豊かな自然があります。

そんなウガンダには140万人のHIV陽性者が暮らしています。うち6割が女性です。ウガンダではHIV感染が分かると誰でも治療を開始することができますが、①HIVウイルスは薬剤耐性が起きやすく、治療薬は正しく飲み続けなければならないこと、②人によっては副作用が出ること、③地域には未だに差別や偏見が根強く残っていることなど、HIV治療を継続することは患者さんにとって負担も大きいです。

また現地では、困難な状況にあるHIV陽性のシングルマザーの姿を目にします。夫がエイズで亡くなり残された女性。HIV感染していることを告げたところパートナーから拒絶された女性。そんな環境の中でも、一人で子どもたちを養育しながら、何とか子どもたちを学校に通わせたいという気持ちを多くの方が持っています。

ウガンダでは初等教育が7年間、前期中等教育が4年間、後期中等教育が2年間、その上に大学があります。初等教育は無償化されていますが、制服代、教科書代、補講費など家庭の負担が少なからず求められます。教育費を払えず、子どもが一時休学、留年、中退することは珍しいことではありません。初等教育を修了できるのは全体の54%、さらにその全員が中等教育に進めるのではなく、中等教育への進学率は30%未満です。


earth2018_PLAS_1.jpg支援対象のシングルマザーと子どもたち

 

ウガンダでは女性の所得は男性の7割程度です。また現地では仕事が限られています。HIV陽性のシングルマザーの場合、HIV治療を続けながら1人で家計を支えなくてはなりませんが、常に一定の所得があるわけではありません。そのため、子どもたちの休学、留年、中退のリスクが高くなってしまいます。

私たちは、社会・経済的に不利な立場に置かれがちなHIV 陽性のシングルマザーに機会を提供し、食品調理・販売(カフェ)ビジネスの立ち上げによって所得を向上し、子どもたちの教育費を捻出することを支援します。私たちが直接子どもの教育を支援するのではなく、母親のスキルアップを支援することで、活動による効果の継続が期待できます。また、母親は支援に依存することなく、自分に自信を持って生き生きと生活をしていくことができます。


earth2018_PLAS_2.jpgカフェ店舗の軒先で調理をする様子。予算と見込み客数を
自分たちで考えて、その日に作る料理の量を調整します。

 

これまでの活動の結果から、①家庭の平均月収や貯蓄額が増加した、②栄養や衛生に関する知識が増えた、③HIV/エイズによるストレスが改善したなど、シングルマザーたちの「ポジティブな変化」を生み出しています。活動に参加する前は口数も少なかった女性が、自分の言葉で自分のビジネスの将来について堂々と話せるようになった姿を目にすることができます。現地には機会を待つシングルマザーが多く暮らしている一方、こうした支援活動は少なく、ニーズが高いです。今回、新たに9名のシングルマザーを受け入れ、活動を行います。 

 

<主な活動内容>

2018年にご支援を頂き12名のシングルマザーと共にカフェ・ビジネスを進めています。この女性たちが自立してビジネスを運営できるよう更に1年間モニタリングを続けていきます。


earth2018_PLAS_3.jpg料理研修の様子。新しい料理を作れるようになることに興味を持ち
真剣に取り組んでいます。                  

 

また新たにHIV陽性のシングルマザー9名とその子どもたち30名に支援を届けます。新たな3サイトでカフェ・ビジネスの立ち上げを行います。各サイト3名ずつのグループを組み、小さなカフェ(食品調理・販売)の立ち上げや運営に必要なスキルの研修を行います。

研修内容は、ビジネス管理、会計管理、ベーカリー商品(パン・ケーキ)制作、調理、接客、衛生、貯蓄です。また必要な機材や初期費用の一部を提供します。またビジネス運営のモニタリングをすることで、その時々で直面する課題に対し、シングルマザーと共に考え、ビジネススキルや経験値を向上していきます。

 

<期待される効果>

この活動を通じ実現したいことは、HIV陽性という境遇に屈せずに、シングルマザーたちが前向きにビジネスを運営し、子どもの教育や家族の生活のために、自分自身の手で家計を支えていくことです。具体的には以下の活動のステップによって実現していきます。

①研修を提供することで、シングルマザーがカフェ・ビジネスを運営できるスキルを獲得します。

②ビジネス立ち上げに必要な機材や初期費用の一部を支援することで、シングルマザーのグループがビジネス
 をオープンできます。

③カフェ・ビジネスをモニタリングすることで、シングルマザーがカフェ・ビジネスを継続的に運営し、所得
 を得られます。

④ビジネスを継続的に運営すること、またその所得によって家計を支え、子どもの教育費を滞納せずに払って
 いくことができます。

⑤それによって子どもたちが継続的に就学することができます。

⑥以上の生活の変化を通して、シングルマザーが自分に自信を持ち、前向きに自分の人生をコントロールして
 いくことができます。

私たちは現地の人々に事業の経験が残っていくよう、現地のパートナーNGOと共に活動を行います。このNGOはHIV陽性者の自助グループとして設立され、職員もHIV陽性者ですが、同様の課題を抱えるシングルマザーや子どもたちがより良く生きていけるよう活動を続けています。

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■HIVと共に生きるシングルマザーによるカフェ・ビジネス
実施場所:ウガンダ共和国ルウェロ県
実施期間:2019年1月~2019年12月
・エイズ孤児支援NGO・PLASさまのその他の支援活動はこちらから

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「フェリシモ 地球村の基金」より、世界をよりしあわせにするための6つの自立を支援するプロジェクトの
応援投票を2018年11月2日から11月15日まで行います。
期間中、応援したいプロジェクトを選んで投票することで、そのプロジェクトを応援することができます。(投票の数は、各プロジェクトへの拠出金額の参考にさせていただきます)

   ➡ 応援投票は終了させていただきました。     
     みなさまから、たくさんの応援(投票)をいただきありがとうございました。

 

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