2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「HIVと共に生きるシングルマザーの生計向上を通じたエイズ孤児支援」の活動レポートをエイズ孤児支援NGO・PLASさまからいただきましたので、みなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

この事業では12名のHIV陽性シングルマザーがカフェビジネスを始めるための初期投資やベーカリー研修(パン・ケーキの製作)、会計、接客マナー、衛生の研修に加え、店舗の経営や貯蓄の研修を提供してきました。4月までに研修が終わり、それからは4つの店舗を開店して販売をスタートしました。

 

PLAS2017_F_1.jpgシングルマザーがチームで店舗を切り盛りしています

 

事業がはじまったばかりの頃は、互いに協力して店を切り盛りすることに苦労するシングルマザーがいたり、競合する飲食店の影響で売りあげが伸び悩んだ店舗が出たりと、さまざまな課題に直面することもありました。けれども、シングルマザーどうしで買い付け・調理・販売と役割分担をしたり、新たな地域での出店に挑戦したりしながら、試行錯誤を続けてきました。

 

PLAS2017_F_2.jpg研修でつくったカップケーキを手にするシングルマザー

 

店舗ごとに工夫も見られるようになりました。例えば、カップケーキは全員でつくり、それ以外は日替わりで製作者を変える店舗や、多くの人が集まるマーケットデー(市が立つ日)は全員で協力して夜遅くまで営業を続ける店舗など、チームワークを発揮しながら運営しています。7月からは、小さな仮店舗から実店舗に移って販売を始めることができました。

 

<現地の様子・現地の声>

6月に実施した調理研修では、講師は呼ばず、それぞれのシングルマザーが持っているスキルをお互いに共有しあう機会としました。シングルマザーたちが順番にメニューを説明しながら得意料理を作っていき、サモサ・マンダジ・ピラウといった現地の定番料理から、チャパティ・豆ソース・グリーン野菜などバリエーション豊かなメニューが出来あがりました。お互い教えあいメモを取りながら熱心に作り、最後は全員で試食もしました。

PLAS2017_F_3.jpg調理研修に参加するシングルマザーたち
 

また、2月には売れ行きが伸び悩んでいる店舗のシングルマザーのために、他の店舗のシングルマザーたちが店舗の営業を休んでドーナツの焼き方を教える機会を自ら作りました。「同じ事業に参加する一員だから」と率先して指導・サポートに来たシングルマザーは、事業を始めたばかりの頃は恥ずかしそうにあまり発言をすることがありませんでしたが、半年が経つと、自分の意見を周囲に積極的に伝えられるようになりました。

シングルマザーのなかにはHIV陽性であることに引け目を感じ、地域で疎外感や孤立感を感じることもあると言います。事業を通して同じ境遇のシングルマザーたちが互いに学び、助け、励まし合う関係性を築けたこともこの事業の大きな成果の一つだといえます。

 

PLAS2017_F_4.jpg

 

<支援者へのメッセージ>

ご支援・応援いただきありがとうございます。HIVと共に生きるシングルマザーたちにとって、自分たちでビジネスを立ち上げ、自分たちで収入を得ていくことは、教育をはじめ子どもたちにより良い暮らしを届けるだけでなく、シングルマザーたちに自信を生み出します。HIVによる差別・偏見や貧困など困難な状況の中でも前向きに頑張ろうとするシングルマザーたちをこれからも応援してください。

 

(特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS 小島さまより)

 

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