2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「フィリピン・ネグロス島貧困女性への機織り技術習得プロジェクト」の活動レポートをオイスカさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの中間報告>

今回のプロジェクトは、養蚕プロジェクトで生産された生糸を利用し、貧困層の女性をターゲットに手に職をつけてもらおうと機織の技術を教え、製品を販売することで生計の向上を図ることを目標に行っています。

まず、パナイ島の伝統的な手織り機を2台導入し、環境を整えました。また、20名の機織研修生を募集し、平成30年7月に10日間の本格的な研修を行いました。研修生は8名が主婦であり、9名は仕事がなく職を求めている女性たちです。

研修では、整経や機織の基礎を学びました。研修終了後は、14名がネグロスシルク生産組合で仕事を始めました。この研修では、今回のプロジェクトの意義、自分たちが何をすべきか、ということについて丁寧な説明を行いました。現在は、アバカ、シルク、綿糸を使ったショール、バッグ、靴の材料となる生地を生産することができるようになり、機織からの収入が少しずつ得られるようになりました。9月25日からは西ネグロス州主催のネグロス物産展に機織製品を出展し、研修の成果を披露することができました。

この半年間は機材の導入を通した環境の整備、また研修を通した人材育成といったプロジェクトの基盤づくりを行いました。これらを通して少しずつ収入を得ることができ、生計向上の第一歩となりました。ネグロス物産展への出展で多くの人から認められた経験は、女性たちの自信へとつながり、社会参加への道筋にもなりました。


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研修の様子 


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研修修了式の様子

 

<現地の様子・現地の声>

西ネグロス州は元々砂糖の島と言われるほど、サトウキビ栽培や製糖業が盛んでした。当時は、農園での仕事に多くの若い人たちや主婦たちも畑の作業に従事していました。しかし、1980年代の砂糖の国際価格暴落により、近年ではサトウキビ農園も縮小され、仕事の機会も減ってしまいました。状況は深刻で、高等学校を卒業した若い人たちの仕事は限られ、就職することも難しく、家の仕事を手伝うという現状です。

また、女性は夫の収入に頼っているだけで、生計をたてるのは不安定で難しく、何らかの収入源をいつも探しているという状況です。そのため、ネグロス島の職のない人や、主婦の多くはマニラに出稼ぎに行かなければなりません。ネグロス島で少しでも仕事の機会が増えれば、地元で、家族のもとを離れずに収入を得られるようになります。そうすることで、安定的な収入が見込まれ、生計の向上にもつながります。現地では、今回のプロジェクトに参画することで、貧困から抜け出し、女性の自立のきっかけになるという期待が高まっています。


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<支援者へのメッセージ>

農村で仕事を求めている女性たちに、技術研修の場を提供し、支援していただき本当にありがとうございます。今後は、縫製、染め、デザインなど、より付加価値をつけて、女性の自立がさらに目指せるように尽力したいと思っています。ご支援に深く感謝します。

 

(公益財団法人オイスカ グラゼン・アセリットさまより)

 

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