2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「南スーダン、戦火を逃れて避難した子どもたちに学びの機会を!」の活動レポートを日本国際ボランティアセンターさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

首都ジュバ郊外にあるマンガテン避難民キャンプでは、紛争によって何百キロも離れた土地から避難してきた約600家族が生活を送っています。そのほとんどが子どもとその母親たちです。食料を買うだけで精一杯の収入しかなく、子どもの教育にまわすお金はありません。

みなさまからのご支援を受けて、私たちは600人の子どもに学用品を配布。特に経済的な事情を抱えている90人には学費を支援しました。子どもたちが学校に通い始めると、ペンやノートは数ヵ月で使い切ってしまいます。ずっと学び続けるには、母親の収入が増えて学費や学用品への支出ができるようになることが大切です。それは、衣食住の安定にもつながります。

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配布したノートを見せてくれる小学5年生

 

そこで、母親たちが収入を向上させることができるように、キャンプの空地を使った家庭菜園づくりを支援しました。農具とジョウロ、オクラやナスなどの種を配布。育った野菜は家庭で子どもたちの栄養改善につながり、余った野菜は市場で販売されて現金収入になりました。

キャンプ内の市場に露店を出して、落花生ペーストや乾燥オクラの粉末などの食材を売っている女性グループには、製粉機を支援。それまではバスで遠くの市場まで出かけて、高い料金を払って製粉機を利用していましたが、自分たちの製粉機を持つことで時間もお金も節約でき、収入が増えました。母親の収入が向上して学費にもお金をまわせるようになり、子どもたちがスムーズに進学できる環境が整い始めました。

 

<現地の様子・現地の声>

●学校に通い始めた子どもたち

2月に300人分のノート、エンピツ・ペン、消しゴム、鉛筆削りを配布した小学校を5月に訪問して、校長先生に話を聞きました。「学用品があると聞いて、たくさんの子どもが学校にやってきました。すぐに生徒が200人から300人に増えました」それでもキャンプでは、全員が学校に通い始めたわけではありません。11月にはさらに300人分の学用品を配布しました。


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支援された農具でテント脇に菜園をつくる

 

●野菜づくりが現金収入に

3月に農具や種の支援を受け取った女性たちは、雨が降り始める4月に種をまき、6月から収穫が始まりました。そのうちのひとり、モナさんは「オクラやモロヘイヤは家で食べたけど、落花生は食べきれないほど収穫できて、市場で売りました。近所には麻袋3袋も収穫した人もいました」と話していました。女性たちにとって貴重な現金収入になりました。

 

●製粉機が女性グループのプロジェクトに

支援した製粉機はキャンプ内の女性グループが管理し、利用料を集めて燃料費や修理費にあてています。1日の利用者は20人。グループのひとり、ロイスさんは「落花生を週に2回くらいペースト状にして自分で売っています。利用料が安くて収入が増えました」。会計係のマドングさんは「集めた利用料から費用を差し引いて、私たちの手元に少しお金が残るようになりました。それを自分で小さなビジネスを始める女性たちの資金にして、お金がキャンプの中で回るようにしたい」と話しています。


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製粉機に落花生を入れてペースト状に。そのあと小分けして販売する

 

<支援者へのメッセージ>

みなさまの温かいご支援、ありがとうございます!このたびのご支援により、避難民キャンプでの600人への学用品配布と90人への学費支援ができました。女性たちには、収入を向上させるための支援を実施することができました。しかし、紛争の傷はまだまだいえず、避難民が故郷の村々に帰る目途はたっていません。私たちは今後もキャンプの人々を見守っていきます。

(認定NPO法人 日本国際ボランティアセンター 山本さまより)

 

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