2017年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「フィリピン・ネグロス島貧困女性への機織り技術習得プロジェクト」の活動レポートをオイスカさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

今回のプロジェクトは、養蚕プロジェクトで生産された生糸を利用して、機織り技術、バッグ・テーブルクロスへの加工支援を行い、製品販売を通して貧困女性の生活を守り生計向上を図るというものです。まずはパナイ島から伝統的な手織り機3台とミシン1台を支給して、環境を整えた後に、機織り研修と裁縫研修を実施しました。

機織り研修では、10日間に機織の基礎やテーブルクロスやショールの織り方を学びました。新たな手織り機の導入と研修により、知識と技術も向上し、これまで幅75センチメートルまでの製品しか作れなかったものが、幅1メートルの製品が作れるようになりました。

縫製研修では、ミシンの基本的な使い方から、シルクの生地からショールやバッグ、靴に加工する技術を学びました。研修を修了した10名はネグロスシルク生産組合に従事して、安定的な収入を得ることが出来ています。

9月にマニラで開催されたネグロス物産展では、ショールやバッグ、靴といった機織製品を出展し、研修の成果をフィリピンの多くの人々に発表できたことは大きな自信につながりました。現在は、西ネグロス州バコロド市にあるショッピングモールにも販路を拡大しています。

また、女性たちの積極的な姿勢により染色にも挑戦しました。この様な取り組みは一人ひとりの自信、そして、経済的な自立へとつながり、今後の新たな発展にも期待が高まっています。


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裁縫研修でミシンの使い方を学ぶ様子


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9月にマニラで開催されたネグロス物産展に出展した時の様子

 

<現地の様子・現地の声>

機織り研修修了後は、女性たち一人ひとりが色やデザインを考えて製品の製作をしています。研修参加者のアイデアから、新たにランチョンマットの製作にも取り組みました。

 

今回は、機織り研修を修了した女性たちにインタビューを行いました。

「機織り研修を受講する前は、ハウスキーパーの仕事をしていました。機織りをして安定的な収入が見込めるようになりました。」

「今回新しく導入した機織り機を使用し、毎日機織りにはげんでいます。機織り機を使用するまでに3日程かけて糸を整える準備をするのは大変ですが、楽しいです。現在は1日に1メートルの機織りを行うことができるようになりました。」

「フィリピンの民族衣装であるバロンタガログのようなショールを織るのが目標です。染色はアレルギーなどにも配慮し、藍やマホガニー、タリーサイといった自然の染めも積極的に行いたいです。」

 

今回のインタビューを通して、女性たちが着実に機織り技術を習得し、さらなる発展に向けて日々尽力していることが伝わってきます。経済的な自立だけでなく、女性たち一人ひとりが色やデザインを考え製品を製作する、新たなアイデアを発案し挑戦する、という能動的な姿勢からも、現地では将来の期待が高まっています。

今後は、今回の研修で学んだことを基盤にして、より付加価値をつけていけるような取り組みを積極的に行っていきたいと思います。


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自分自身でデザインや色を考え、機織りをしています

 

<支援者へのメッセージ>

この度は、「フィリピン・ネグロス島貧困女性への機織り技術習得プロジェクト」にご支援いただきありがとうございます。ご支援のおかげで、機織りを通したネグロスの貧困女性の生活を守る取り組みを実施することができました。今後もオイスカはバゴ研修センターを基盤に、フィリピンの養蚕の普及とともに今後も女性たちに対する取り組みを継続していきたいと思います。

 

(公益財団法人オイスカ 萬代さまより)

 

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