2018年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「難民キャンプのストリートチルドレンが学校に通えるように!」の活動レポートを日本国際ボランティアセンターさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

隣国スーダンの紛争から逃れ、難民キャンプで暮らす保護者のいない子どもたちを、一年を通して支援しました。キャンプ内の5校が子どもたちを受け入れ、専任のカウンセラー、各学校で任命された児童保護の担当教員が、児童の相談に乗りながら学校復帰への協力体制を整えました。対象児童37名のうち7名は、故郷への帰還などによりキャンプを去りましたが、残りの30名が12月の学期末試験を受け、学習を継続しています。 

 

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.おしゃべりを楽しみながら給食を食べる子どもたち

 

学校に行くための衣服やサンダル、通学カバンなどを30名全員に配布し、衛生環境改善のために毎月、石鹸も支給しました。

課外活動の家庭菜園では、自分たちの手で畑を耕し、雨季の5月に植えられた種が実を結び、かぼちゃやキャッサバ、トマトなどが収穫できました。収穫した野菜は、登校日に実施している給食支援に使われ、栄養指導にも役立てられました。

また、月・水・金曜日の放課後は、事務所近くの広場でサッカーとバレーボールに取り組み、土曜日にはスポーツ活動に加えて、勉強の遅れがみられる子どもたちのフォローアップとして、補習授業が行われました。

7月の夏季休暇には英語、理数社の特別授業や絵画・料理教室なども開催しました。これらの活動により、対象児童が以前のように難民キャンプの商業地区に戻ってストリートチルドレンとして暮らすことがなくなり、継続して学校に通えるようになりました。


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夏季休暇に補習クラスを受ける子どもたち

 

<現地の様子・現地の声>

●教育を受けることによって変わりつつある子どもたち

対象児童が通う小学校の教員の1人はこのように話します。

「ダニエル君は去年、よくクラスを休んで、商業地区で過ごす時間も長かったのですが、今は継続的に学校に通うようになりました。学習態度もよくなっていて、これは学校の教員たちや受け入れ家族が彼のことをよく見守り、教育を受けられているからです」

そして、ダニエル君自身も、「最近は学校に行って友たちと会えるのが楽しくなってきた。勉強はまだまだ苦手だけどね。自分たちの国に平和が来たら、ハルツーム(スーダンの首都)にいるお母さんに会いたい。そしてキャンプから出て一緒に暮らしたい」と話します。 

 

●子どもたちに寄り添って支援を実施するスタッフの話

学校巡回や商業地区での見回りを続ける専任カウンセラーは、「少しずつ子どもたちが学校に定着し、商業地区に戻ることも少なくなってきましたが、一方でストリートチルドレンはまだまだ商業地区に残されています。正確にはわかりませんが、おそらく100~200人はいるでしょう。そして、JVCのスタッフが、自分の子どものようにケアし、学校での勉強だけでなく、普段の生活に及ぶまで責任を負って保護し、就学支援を続けていくことに意味があります。いつか商業地区で暮らす子どもたちがいなくなることを願います」と熱く語ります。

 

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スポーツウェアを着る子どもたちと専任カウンセラー(写真左)

 

<支援者へのメッセージ>

みなさまの温かいご支援、ありがとうございます! このたびのご支援により、難民キャンプでは30人のストリートチルドレンが、一年間学校に通うことができました。

しかし、2011年に起きた紛争の傷はまだ癒えず、難民が故郷の村々に帰る目途はたっていません。私たちは今後も、キャンプの人々に寄り添いながら、活動を実施していきます。今後ともご支援・応援の程よろしくお願いします。

(認定NPO法人 日本国際ボランティアセンター 山本さまより)

 

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