2018年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「インドハンセン病コロニーにおける養鶏を対象とした小口融資事業」の活動レポートをわぴねすさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

 

<プロジェクトの実績報告>

【プロジェクトの実施背景】

本コロニーはインドハンセン病コロニーとしては珍しく、物乞いをしている人がいません。しかし、収入は近隣の3分の1~半分程度とかなり低いので、日々の暮らしがやっとといった状況にあります。そこで、事業を始めたくても元手がない人々に、ローンを提供して、事業を始めてもらおうと考えました。

 

【プロジェクトの全体像】

本プロジェクトでは主に養鶏施設を建設するためにローンを提供しました。(7名に対して約100万円の融資を実施)養鶏施設を建設したプロジェクトの参加者は、近隣の養鶏業者と提携して、養鶏に必要なものを提供してもらう代わりに、育った鶏を安く販売するという契約を結びます。そうすることで仮に鶏がうまく育たなかった場合でも、参加者への金銭的な負担はなく、新たにひなを提供してもらうと再び養鶏を始めることが出来ます。

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養鶏施設の様子

 

【参加者の収入状況について】

参加者の収入は向上していて、Rs.3,000(約4,800円)/月(本プロジェクト開始前)だったものが、Rs.7,000~Rs.10,000(約11,200円~約16,000円)/月になりました。

けれど、生き物を相手にしているビジネスのため、時期によってはうまく育たず、収入が得られないという事態も発生しています。そのため、寒い時期にはカバーで施設を囲ったり、暑い時期には水を屋根にまくなどの対応をして、ひなが気温の変動によって大量に死なないような対策を試みています。

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暑さ対策の水をくみ上げるタンクを設置

 

【今後の展望】

基本的には提携している業者から、トレーニングやアドバイスをもとに、村人自身が事業を進めています。しかし、気温の変化の対策がうまくできていないこともあるため、こちら側から、本格的に養鶏を行っている別の事業者のもとへ見学に行ってもらうなどのアドバイスをして、サポートを行って参ります。

 

<現地の様子・現地の声>

ローン事業を始めた当初の頃には、返済の期日を守らず、何か問題が起こっても連絡をくれない参加者も少数ですがいました。その都度、コロニーに行き、ミーティングを開くことで少しずつ状況は改善していきました。現在では万が一支払いに間に合わないようなことがあると、事前に連絡をくれるようにまでなりました。

インドと日本では習慣がかなり異なります。私たちの常識を押し付けるのではなく、話し合いを重ねて、現地の人々に寄り添いながら、今後もプロジェクトをフォローしていくことの重要性を改めて感じました。

 

【参加者の声】

・「これまでは貯金が出来なかったが、現在は毎月Rs.3,000(約4,500円)貯金ができるようになった」
 (35歳・男性)

・「稼いだお金は子どもの教育費や医療、食費のために使用している。以前と比べて生活が良くなった。」
 (29歳・男性)

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プロジェクトの参加者のみなさん

 

<支援者へのメッセージ>

この度はインドハンセン病コロニーの就労支援のためにご支援をいただきありがとうございました。
ハンセン病コロニーの人々は日々の生活を行うことがやっとであるため、今回のような「自分の努力で稼げるようになるチャンス」を作ることが出来たことは、彼らにとってとても大きいことだと思います。

プロジェクトは1年間で一度幕を閉じますが、我々NPO法人わぴねすは、今後もこの事業のフォローを継続し、融資したお金をしっかりと返してもらうことで新たな就労支援の機会を作ってまいります。その様子はホームページなどで随時お知らせして参りますので、ご確認いただけますと幸いです。

 

(特定非営利活動法人わぴねす 檜山さまより)

 

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