以下の基金より2019年度に拠出したタゴール協会さまへの年次レポートをご紹介します。

 

■フェリシモの森~2019年インドの植林状況の報告

タゴール協会(以下、TSRD)がこの数年にわたり、西ベンガル、ジャルカント、オディシャの3州において緑化プログラムを行い、基金は十二分に有効活用されています。2019年度は、115haの土地に21.8万本の植林という目標に対して、178haの土地に537,666本の植林を達成することができました。

今年度の植林プログラムでは、2州32ヵ村、1,534人が参画して行われました。啓蒙集会は46回実施され1,676人が参加、また2,140人分の雇用が生まれました。

 

TAGORE2020-06.jpg植林作業の様子

 


緑化プログラムは、環境を守るための伝統的な基準によるものと、プログラムを維持するための契約的な基準によるものの二種類で行われています。

行われた178ha 537,666本の植林のうち、契約をした24haの土地に35,660本、共有地や道沿いの9haの土地に14,366本、118haの土地に417,500本のマングローブが植えられました。

苗床では年間に83,866本の苗木を生産しています。そのうち24,253本は村人に供給されました。その結果、苗床作業では1,520人の日の雇用が生み出されました。

 

TAGORE2020-02.jpg古いマングローブ農園

TAGORE2020-01.jpgマングローブ農園での作業の様子

 

【実施地域】

TSRDのプロジェクト地域は、北ベンガルの洪水の起こりやすい地域、西ベンガルの西方とジャルカンドの東方の乾燥した地域とスンダルバンの災害の起こりやすい沿岸地域の3つの地帯にあります。

タパンプロジェクトは北ベンガルに位置した、バングラデシュとの国境に接している洪水の起こりやすい地域で、ラージナガル、ボルプール、マヘシュプール、ジャルカンドのポトンドは乾燥地帯の後進地域です。

スンダルバンのデルタ地帯はインドの広大なマングローブに覆われた洪水の起きやすい地域で、ここもまたバングラデシュとの国境でもあります。152の島のうち52の島には人が居住していますが、残りにはベンガル虎が生息しています。

たくさんの観光客が訪れるスンダルバンでは、いくつかの共同体は森と川に依存をしているので、スンダルバンの地方政府組織、船の所有者、漁業者や学生たちが、旅行に訪れる人に生態系の維持や森林保護の必要性を訴えています。

 

【実施方法/戦略】

・TSRDは持続可能性のために人々の参画を静かに維持する
・地域の共同体、政府組織、自助グループが植える土地や木を選ぶ際、TSRDは大きな役割を果たしている
・TSRDは将来世代を含む地域の人々に対して、環境と持続可能性についての教育・啓蒙活動を継続する
・気候変動、生物多様性の維持、堤防の浸食に敏感になる手法はずっと続けられる
・全てのプログラムは地域の人々や政府組織の積極的参画によって実施される
・協会とインド政府が提唱する「汚染のない環境の維持、クリーンインディア&グリーンインディア」と
 歩調を合わせて運動する
・共同体のイニシアティブとTSRDや地方政府組織との協力によって植林される地域が選ばれている
・保護、水遣り、施肥など、植林後の維持管理は共同体によって行われ、TSRDはプログラムの持続可能性に
 おいて重要な役割を果たす

 

TAGORE2020-03.jpg

 


<支援者のみなさまへ>

私たちTSRDは、「フェリシモの森基金」や「はな・はな・みどり基金」などからの継続的な援助に対し、感謝をしています。また、地方政府・地区・共同体の組織(SHGや学校などのCBOの)が私たちと手を取り合っていることにも感謝をしています。

引き続き使命を果たすため、私たちTSRDは、環境と持続可能性の基本的な二つの要素のプログラムを実施しながら、予算と目標に合わせて活動を抑制し、環境的に異る地域や共同体からの要望を含みつつ、プログラムを維持するために努力をしています。

ですから、グリーンハウスエミッション(温室効果ガス排出)の抑制のためにも、次の数年間にわたってみなさまからのご支援が継続されていくことを期待しています。

(タゴール協会さまより)

 

TAGORE2020-04.jpg苗木を育てている作業 

 

 

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