「海基金」から2020年度に拠出した海さくらさまの活動レポートをご紹介します。

     

    ★片瀬東浜を毎朝ごみ拾い

    新型コロナウイルスの影響で海水浴場は閉鎖となり、無法地帯にならないように、2020年7月1日から8月末まで、毎朝30分間のごみ拾いを実施しました。雨の日も風の日も休まずに実施した結果、2ヵ月間で735人が参加。可燃ごみ235袋・不燃ごみ356袋を回収しました。

    7月は梅雨の時期で雨が多く、街・川からやってきたごみが波打ち際にありました。ごみは小さく、プラスチックなどは拾いにくかったです。

    8月に入ると梅雨があけ、海水浴場が閉鎖しているにもかかわらず、多くの方たちが海に来られました。朝には、その方たちが置いて行った放置ごみ(花火・缶・びん・ペットボトル・レジャーシートなど)が山のようにありました。

    7月も8月も新型コロナウイルスの影響のせいか、マスクや除菌シートなどのごみが多く、非常に気を付けながら拾いました。

    海さくらのSTAFFが少人数ではじめたごみ拾いがSNSなどで拡散されると、力を貸してくださる方たちが次から次へと現れて、感動。結果735人が参加してくださり、今でも毎朝そこにいらしてくださった方たちが、ごみ拾いを継続してくれています。

    2020usakura_1.jpg毎朝のごみ拾いの様子

     

    ★毎月1回の海さくらごみ拾い

    海さくらは2005年から活動を開始し、今年で15年目の活動となります。
    街・川からごみの約7割~8割がやってくることから、街の方たちに海に来ていただいて、実際にごみの「現状を見る」「ごみを拾う」などの体験をしてもらい、海・街のごみや環境問題への関心を高めようとしています。

    「海ごみをみんなでなくそう!!」というメッセージだけでは、人はなかなか海に来てはくれません。「楽しい」をテーマにすることで海に来ていただき、楽しむ場所をキレイにすることで、海ごみのことを知ってもらう活動をしています。海の素晴らしさを伝えることも大きな役割だと認識しています。

    今年は新型コロナウイルスの影響もあり、3月、4月、5月は月に1回のごみ拾いも自粛せざるをえませんでした。6月27日からは、検温、消毒、ソーシャルディスタンスの確保などに注意喚起をしながら再開しました。 

    ・7月23日(木)275人参加。 可燃ごみ 98袋、不燃ごみ 33袋
     海の日にみんなでごみ拾いを実施しました。

    ・8月22日(土)310人参加。 可燃ごみ 41袋、不燃ごみ 28袋
     とても暑い日でしたが、多くのみなさまが来てくださいました。

    ・9月19日(土)521人参加。 可燃ごみ 77袋、不燃ごみ 35袋
     WORLD CLEANUP DAYでもあり、50体のご当地HEROに子どもたちは喜んでくれました。

    ・10月4日(日)334人参加。 可燃ごみ 44袋、不燃ごみ 34袋
     スポーツの秋ということで、ラグビー選手6人をお招きしてごみ拾いができました。

     

    2020usakura_2.jpg毎月のゴミ拾いの様子(ラグビー選手と)

     

    ★海底に森(アマモ場)を創るプロジェクト

    相模湾の海底の森(ワカメ・カジメ・ヒジキ・アマモなど)は、ここ数年で大幅に減少し、生物生態系が崩れてきました。海さくらでは、2015年から海底に森を復活させるための活動を開始。残念ながら1代目から3代目のアマモは消滅してしまいましたが、あきらめずに改善を重ね、4代目のアマモを育てるべく、7月14日に種まきを開始することができました。

    海底の森は海の水質改善や魚のゆりかごにもなります。ここ最近では、大気中の二酸化炭素を吸収することでも注目されています。ただ、自然相手のため、なかなか思うようにはいきませんが、あきらめずに海底の森をがんばって創っていきます。

     7月14日(火)4代目アマモの種まき
     7月21日(火)海の中で藻場を創る場所の調査
     9月3日(木)4代目アマモ 発芽
     (毎月1回の水質調査実施日:7月23日・8月22日・9月19日・10月4日)

    2020usakura_3.jpgアマモの種まき

     

    <支援者のみなさまへ>

    海のごみの約8割は街・川からやってくるため、ごみは毎日毎日海にやってきます。街での生活やごみについて考えていかないと、海ごみが魚より多くなってしまいます。大ピンチです。

    みなさまからのご支援により、2,000人以上のみなさまと一緒に海岸に流れ着いたごみを回収することができました。35リットルのごみ袋で、不燃ごみ495袋・可燃ごみ486袋です。今年は新型コロナウイルスの影響で、海水浴場が閉鎖という事態になり、海・浜がどうなってしまうのか、との不安がありました。

    しかし、みなさまの応援により、毎朝2ヵ月間連続でごみ拾いをし、それを見た方たちが応援に駆けつけてくださり、今でも毎朝のごみ拾いを継続してくれています。そんな感動もいただきました。

    これからも海底に森を創っていく事もあきらめずにがんばっていきます。ご支援いただきました多くのみなさま、本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

     

    ■海さくらさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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