企画の裏話からイベントまでプログラムにまつわる楽しいお知らせ しあわせ生活プログラムBLOG

「プログラムやってみました! 」体験談や企画開発の裏話、お客さま参加イベントなどご紹介しています。

お寺でみーつけた!

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

こんにちは、おてらぶのひさよしです。

お寺巡りをしていると美しい花や、歴史感じる建物、仏像などいろいろな魅力的な風景を目にします。
先日も京都のお寺めぐりをしていたのですがその際、西本願寺(にしほんがんじ)でちょっと素敵なものを発見してしまいました!

それがこれ。
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なんだか分かりますか?これは「埋め木」というものだそうです。
境内に説明をしている立て看板がありましたので読んでみました。
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木材の補強・修復や再利用するために、亀裂や穴を木片で繕うことを「埋め木」といいます。(中略)
何気なく歩いていると気づきませんが、じっくり探すと、色々なところに、リスなどの動物、もみじなどの植物、とっくりや軍配など、様々なモノをかたどった「埋め木」を見つけることができ、単なる補強ではなく、できるだけ工夫を凝らした当時の大工さんの遊び心が伺えます。

これはすごい!私も頑張って探してみました。

羽子板?
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ひょうたん?
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鹿だ!
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まだまだたくさんあるようです。
当時の大工さんの粋なはからいが、現代の私たちをこんなに楽しませてくれるなんて素敵すぎます。
ぜひ、みなさまも探しに行ってみてくださいね!

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【みようみまね!精進料理】ごまどうふを作ってみたい~ごまどうふ完成~

posted by フェリシモ

カテゴリー プチ写仏プログラム

こんにちは、おてらぶのひさよしです。

写真が多くなり、3回に分けることとなってしまった ごまどうふ作りも今回で完成です!
さてさてどうなったのでしょうか?

前回はごまペーストを作るところまでいきましたが、今回は味付け、練り込み、かためまでいきます。
まずは豆乳を100mlと、
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自家製お出汁を300ml用意します。なみなみですね~。
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そして味付けです。お砂糖小さじ1。
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お塩、ひとつまみ。
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この"ひとつまみ"ってどうなんでしょうね。誰がやりはじめたんでしょうか。ひとによってのひとつまみにバラつきがあるんじゃないのかなぁ......とかブツブツ言いながらひとつまみます。

そして葛粉を30g。
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実は今回のごまどうふはネットで公開されていたレシピを元に作っていたのですが、そこでは葛粉を80gも使うということになっていました。

「いやいやいや、そんなに使わないだろぉ~」

普段料理もしないのに、なぜかこのように考えてしまった私。この判断が後に大問題を引き起こすのでした。

そして木べらを使って混ぜていきます......
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ふんふん.........
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......ん?
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おかしい......いくら練っても固まる気配がない! 前回のそらまめ豆腐のときは、1分も練っていたら木べらが重くなったのに。
そうです、明らかに葛粉が不足しています。ここで更に30g葛粉を追加しました。(ここでもなぜか葛粉をケチっています)

そうして混ぜること約5分。
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ようやく固まりましたー!

器に移して......
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粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて冷やします。
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そうしてできたのが、これですドーン!
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いいんじゃないですか~(見た目は
早速食べてみると......うん、苦い。

おそらく、いや確実にゴマの入れすぎ。あとは、追い炒りをしたことで苦味が出たのかもしれません。
どうしても"ゴマを炒る"というのがしたかったからやっちゃったんですよね。
次の課題は、まずはレシピ通りに作ってみるということでしょうか。(当たり前ですね

こうしてアラサーメンズのごまどうふ作りはやや失敗に終わりました。
どなたか作った方がいらっしゃいましたらアドバイスコメントをよろしくお願いいたします~。

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【みようみまね!精進料理】ごまどうふを作ってみたい~ごまペースト~

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

こんにちは、おてらぶのひさよしです。

前回のブログ記事ではお出汁をとるところまでいきましたが、今回はごまどうふに使うペーストを作ってみたいと思います。
用意する材料は以下。

・自家製おだし(こぶ&干し椎茸)・黒ごま・ごま油・塩・砂糖(きび)・豆乳
写真にはありませんがくず粉も使いました。
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今回は黒ごまを60g用意しました。
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ごまはすでに炒られたものでしたが、ちょっとだけフライパンで炒ってみました。
ごまの香りがいい感じです!
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その後、すり鉢に移してひたすらすります。
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ブチブチ→プチプチ→チッチッ→ソリソリと音が変わってきたらごま油を足します。今回は大さじ1ほど。
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丁寧に混ぜ合わせるとごまペーストの完成です。
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次回は本格的に調理開始です。

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東福寺本坊に行ってきました。

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

おてらぶの、せぴです。

お出かけしたいけれど暑い。
コンクリートジャングル(街中)はさぞ暑いだろうということで
重森三玲さんの庭を見に、京都・東福寺へ行ってきました!

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東福寺本坊庭園は、方丈(建物)のまわりにぐるっと4つのお庭があってそれぞれ素敵なのです。
お庭を造った重森三玲さんは昭和の作庭家です。

石を北斗七星の形に配置されている東庭や(カメラには7つおさまらず!)
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苔の市松模様の北庭など(太陽が強すぎて影部分しか写らず!)
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ぼんやり眺めて心落ち着くに加えて、
自分のお気に入りの庭を見つける楽しさも味わえます。

東福寺は紅葉の名所でも知られていて、今は回廊から新緑も楽しめます。
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しかしやはり暑かったです。
とはいえ静かな時間もやはりいいものです。
ぜひ足を運んでくださいね。

東福寺本坊
●JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車,
南東へ徒歩10分。
 ※駅からはびっくりするほど親切に矢印出てます。
●市バス202,207,208系統「東福寺」バス停下車。

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【みようみまね精進料理】ごま豆腐をつくりたい

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

こんにちは、おてらぶのひさよしです。

前回そらまめ豆腐を作ってみたのですが、普段あまりしない豆腐作りが楽しく美味しかったのとお出汁の味に目覚めたこともあり第二弾をつくろうと思います。
今回チャレンジするのは「ごま豆腐」です。(また豆腐か!)

前回は、煮だしてお出汁を撮ったのですが、お料理がお上手なあるお坊さんに聞いたところ、お出汁は水出しでも簡単にとれるとのこと。しかも寝る前に仕込めば次の日にはだし汁ができるというじゃありませんか。

主婦の方にとってはごく普通の知識かもしれませんが、普段お料理をしない私は「そんな簡単でいいの?」と思ったわけでして......実践です。

というわけでーいきます!今回お出汁をとるのに使うのは干し椎茸と昆布です。
椎茸は、前に干し椎茸に加工しておいたものを使います。だいたい椎茸二個分ほどです。
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昆布は適量で。今回は水500mlに対して6.5gほど入れてみました。
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水を注ぎ入れて......
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冷蔵庫で一晩。
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今朝の様子がこちらです!出てるんじゃないですか~お出汁!
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このお出汁を使って、今晩ごま豆腐を作ってみたいと思います。出来上がったらまたレビューします。

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一休寺に行ってきました

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

ポク ポク ポク チ~ン♪ こんにちは、おてらぶのひさよしです。
少し前なのですが、おてらぶのメンバーで京田辺市にある「一休寺」に行ってきました。一休寺は、その名の通りあの一休さんのお寺なんです! この日の目的は、美しいと噂の枯山水のお庭と美味しい精進料理でした。

京田辺駅まで電車で移動し、そこからはタクシーで5分程度でしょうか。お寺につくとそこには立派な山門があり、緑の道が続きます。
お寺全体の見取りマップがあったのですが、かなり大きいお寺のようです。
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美しい緑に目を奪われながらゆっくりと進んでいきます。秋にはまた別の雰囲気で楽しめるんだろうな~などと話すメンバーたち。 ふと目を足元に移すと苔も美しいっ!
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進んでいくとひときわ大きな建物が。 これは「方丈(ほうじょう)」というそうで、禅宗寺院における住職の接客や仏事に使う建物で、いわゆる居間となる所で(一休寺のHPより抜粋)ここから精進料理をいただける座敷へ行けるようです。
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中に入ると衝撃の出会いが! こ、これはっあの有名な虎の絵ではないですかー!?
一休さんの虎の絵のエピソードはこちらの一番上からどうぞ(NAVERまとめ)
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この屏風の先に枯山水の美しいお庭があったのですが、まずは精進料理をいただくことになりました。この日は、6人で行ったのですが、とても素敵な個室へ通していただきました。 個室から見える景色も素敵で、はしゃぐメンバーたち。
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そして、やってきました精進料理です。一休寺の精進料理は、いろいろコースがあります。この日は「一休寺弁当」を頂きました。まず写真を撮りまくるのはお約束ですね。この一休寺弁当とても美味しかったです。精進料理というと質素で薄味というイメージが強かったのですが、見た目も工夫されていたり、お味も食材に合わせていろいろな風味があって普段の料理より味のバラエティがあったような。「食べて楽しいお料理」という印象でした。 
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さてお腹もいっぱいになったところで、お庭へと向かいましょう。
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お庭ではすでに多くの方が癒やされ中でした。 お庭には美しい枯山水が広がっていて、その風景と流れてくる風を肌で感じていると何時間でもそこに座っていたくなってきます。そしてメンバーも癒され中......。 
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写真を撮ることはできませんでしたが、方丈の中央にある仏間には「一休禅師木像」が安置されています。実はこの仏像には、一休さんが自分の髪とおヒゲを抜いて植え付けているのです。 当時の禅僧は貴族のような扱いを受けていましたが、一休さんは形式ばった禅林の規則を避け、常に親しみ易い姿で人々に接していたそうです。形にとらわれるのではなく、精神が大切であるという事を弟子をはじめ、多くの方々に知らすためにされたのです。と一休寺のHPにありました。この仏像を見て、私達がなぜ?と感じるのを見て、一休さんはどのように思っているのでしょうね。

方丈は一周できるようになっています。ぐるりと見て行きましょう。
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方丈を出ても一休寺はまだまだ見所たくさんです。奥へ進むとまたもや気になる看板が......
これも有名なあのエピソードですね!(一休寺HPより)
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他にもたくさん見どころはありますが、皆さんもぜひ行ってみてください。春夏、秋冬と表情を変えるお寺だと思います。季節の移り変わりをお寺で感じるのはオツなものです。 おてらぶメンバーもまた来たいと思います!
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最後に、一休寺では「一休寺納豆」という食材をおみやげで買うことができます。
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なんでも一休さんから代々の住職に受け継がれた製法で作られているそうです。お味は個人的な感想でいいますと昆布の佃煮のような、甜麺醤のような、、お料理のアクセントに入れるのもよしそのままお酒のアテにもできそうな感じです。私はその一休寺納豆をくだいた「一休寺ふりかけ」を買って帰りました。玉子かけご飯にふりかけるとコクが出て美味しいですよ~。

酬恩庵 一休寺
〒610-0341 京都府京田辺市薪里ノ内102
電話:0774-62-0193
拝観時間 9:00〜17:00(宝物殿 9:30〜16:30)
https://www.ikkyuji.org/

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教えて!ホトケ先生 『無理に目標をつくらない生き方』

posted by フェリシモ

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こんにちは、おてらぶのひさよしです。
今回の「教えてホトケ先生!」で取材させていただいたのは、神戸にある浄土宗のお寺「安養寺」でご住職をされている清水涼裕(しみずりょうゆう)さんです。

実は、安養寺は今年の3月に建立したばかりの新しいお寺。涼裕さんは難しいと言われていたお寺の再建を、多くの人の協力のもと成功に導きました。

そんな大仕事を成し遂げた涼裕さんですが、お寺の教えを守りつつも、頑張りすぎる現代の人たちへ「大きすぎる目標に振り回されず、目の前にあることをただやればいい」そうやさしく語ります。

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ひさよし(以下 ひさ):こんにちは、今回はよろしくお願いします。実は新しいお寺に来るのは初めてなんです。

清水涼裕(以下 清水):そうでしたか。お堂に入ったときの印象はいかがでしたか?

ひさ:歴史を重ねてきたお寺とは違う心地よさと開放感を感じました。決して軽いというのではないのですが威圧感の感じない気品のような......上手く言えませんが。

清水:そう感じていただけたら嬉しいです。
実はこのお寺を設計した人は、お寺を手がけるのが初めての方だったんです。

ひさ:ええ、そうなんですか!?

清水:はい。最初はバリアフリー構造で床暖房を設置したような新しく少しモダンなお寺を建てる予定だったのですが、神戸市で定められている建築基準をなかなかクリアできず、最終的に伝統的なお寺の建て方になりました。
そこで建築家の方に改めて「伝統的なお寺のスタイルで」というオーダーをすることになったわけですが、そのときは相当戸惑われていました。

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ひさ:お寺ともなると、伝統の建築様式とかありそうですよね。

清水:もちろんそうです。でも、その方は私の依頼を受けてから、実際に多くのお寺に行ってその目で観察し、多くの書物で勉強しこの仕事に取り組んでくださいました。

ひさ:その方にとっても新しい経験だったんですね。

清水:そうですね。60歳近くの経験豊富な建築家でしたが、今回はやはり新しい経験というところで受けてくださったのではないでしょうか。
それと経験ということでしたら、このお寺を実際に建ててくださった棟梁(とうりょう)は当時33歳の方だったんですよ。

ひさ:それは......お若いですね!

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清水:はい。私としましては、お寺を新しく作るというめったにない機会に、若い世代の方にも携わっていただき、その方の経験として身につけていただければ、日本の伝統建築にも貢献できるのではと考えていました。

ひさ:伝統技術を受け継いでいく人を育てるきっかけになりますね。

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当時の安養寺を描いた図

清水:実は安養寺は過去2度壊される歴史を辿ってきています。現在は神戸市の大倉山に位置していますが、もとは尼崎にありました。西暦950年(天暦年)に建立されたと伝えられているのですが、江戸時代になり、当時の尼崎藩主青山幸利候が亡くなると、遺言により現在の場所に菩提寺として移築しました。

その後、時代は移り変わって第二次大戦時、この本堂のすぐ隣が高射砲を設置することになり、有事の際に火が燃え移らないようにと防火線疎開の意味でお寺が取り壊しされてしまいました。

ひさ:戦火ではなく戦争の被害を受けたのですね。

清水:はい。当時は致し方なかったとは思うのですが、悲しいことです。
その後、建て直しされていたのですが、1995年の1月に阪神淡路大震災が起こりました。

ひさ:なるほど。

清水:そのような破壊・再生をくり返す歴史を辿った安養寺だからこそ、新しく建てるに当たって、いろいろなきっかけをつくる場所になればいいと思っているのです。

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ひさ:開けた場所、ということですか。

清水:お堂を常に開放しているという事でなく、本当の意味で開けた場所といいましょうか。誰でも悩みを打ち明けに来ることができ、それにできるかぎり寄り添って声をかけていけるようにしたいのです。

ひさ:それはどのようなことでしょうか。

清水:私は、現代の人達が「目標を持つ」ことに囚われているのでは、と感じるときがあります。もちろん、目標を持つことは決して悪いことではありません。しかし、なんといいましょうか、一部の人たちは自らの目標にプレッシャーを感じて苦しんでいるように感じるときがあるのです。

ひさ:目標を達成することが目標になり苦しんでいる?

清水:そうですね。本来その目標には心豊かになりなりたいとか、幸せな日常とか本来の願いがあったと思うのですが。

ひさ:なるほど。それは辛いことですね。

清水:そのような方々に「目標は無理に持たなくていい、目の前のことを精一杯やれば、次にやることが出てくるから」と声をかけたいのです。実際に、お寺を建てるときにもそのようなことが多々ありました。

畳のサイズを決めるときに、どうしても既存のサイズでは収まりきらない。何か方法があるはずだといろいろ方法を探したり相談していたりしますと、その解決手段が自分以外の人の力で解決したり。私の経験もふまえ、そのようなことを伝えて行きたいと思います。

多くの経験の中からでてくるおはなしと、檜の香りが香る新しい本堂。
それは多くの人たちの「新しい経験」から生まれたものでした。


7月4日には安養寺で初のヨガイベントも開催予定。涼裕さんのおはなしも聴くことができます。

2015年7月4日(土)開催
日々をもっとキラクにする お坊さん×YOGAセラピストのおてらトーク
イベント情報FACEBOOKページ

教えて!ホトケ先生 No.02
清水涼裕(しみずりょうゆう)
1948年 福井県河野村(現 南越前町)生まれ。
1974年 同村 善導院住職(現在も)
2001年インド、ブッダガヤ 仏心寺 理事
2002年神戸 安養寺住職     現在に至る
https://u999u.info/lAEU

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教えて!ホトケ先生 『仏師の日常』

posted by フェリシモ

カテゴリー お知らせ(記事一覧), プチ写仏プログラム

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こんにちは、おてらぶのひさよしです。
前回の「教えて!ホトケ先生」に引き続き、仏師の立花麟士さんに取材してみました。
今回は、仏師としての日常にフォーカスを当ててみましょう。

ひさよし(以下 ひさ):立花さんは仏像を彫るという仕事をなさっていますが、一度彫るとなると長時間集中時間が続くと思います。どのように暮らしの中でお仕事の時間をマネジメントされていますか?

立花麟士さん(以下 立花):そうですね。会社勤めではないので、決まった就業時間とかはないんです。極端な言い方をすれば365連勤もできれば365連休もできる。だからこそ、毎日そのような甘えが出てこないように自らを律し、仕事に対して真摯に向かい合っています。

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ひさ:なるほど。では集中力といいますか、モチベーションの上げ方、スイッチの入れ方とかはあったりしますか?

立花:スイッチの入れ方は簡単で、ずばり彫刻刀を研ぐことです。不思議なものですが風邪などをひいてしまって、どんなに苦しいときでも彫刻刀を研ぐことでスイッチが入ります。なぜなんでしょうね、私の師匠も同じようなことを言っていましたよ。

ひさ:職人ならではのスイッチですね!

立花:スイッチが入ると時間が過ぎるのはあっという間ですね。ランナーズハイのような状態。

ひさ:これは個人的に聞きたかったことなのですが、仏像って新しく購入してもいいものなのでしょうか。祖父の家には仏壇があったのですが、実家には仏壇がなく私の家にも仏壇がありません。先祖を想ってお祈りするということで、仏壇を用意する前に仏像を欲しいと思うのですが、そんな気軽に購入してもよいのかどうか気になっています。

立花:師匠の展示販売会にお供をしたときや、私自身の教室でもそのようにおっしゃってこられる方はいます。これは、その人の想い次第だと思うのです。もちろん毎日お経を上げて、お酒、お水をお供えして心が安らぐ人もいれば、仏像に話しかけて落ち着く方もいらっしゃる。私は仏像とはそのような気持ちにさせてくれる存在だと思うのです。もちろんぞんざいに扱うのはダメですが、丁寧に接するのであれば、宗教美術品としてご購入いただくのもよいのではないでしょうか。

ひさ:そうですか。ではその際は、ぜひお願い致します!それと、仏像教室にいらっしゃる方はどのような方が多いですか。

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仏像彫刻教室で彫る仏像のひとつ「白衣観音」

立花:やはりまとまった時間が必要なので、ご定年を迎えた方が一番多いです。でも、男性女性関わらずいらっしゃいますし、会社帰りの20代の女性も来られたりしますよ。

ひさ:そういえば、会社の後輩の女の子で、とても仏像やお寺が好きな人がいるのですが、仏像を彫るという教室の話をしたところ「恐れ多くてとても出来ない」と話していました。そのように感じる人もいると思うのですが。

立花:むしろそのように感じている方にこそやっていただきたいですね、そう感じることが出来る方は仏像を大事にすることができますし、また仏像を彫る体験をすることで新しいことに気づくことができる気がします。必要以上に堅く考える必要はないと思いますよ。

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仏像彫刻教室で教える立花さん

ひさ:最後に、仏像教室に参加いただく方に何を学び、感じてほしいと思いますか。

立花:これは私の師匠の言葉でもあるのすが「仏像を彫る」ということは「仏像を拝む」ということに繋がります。写経も写仏もですが、その時間はすべて仏さまを拝んでいるのです。そこが普通の彫刻とは違うところだと思っています。だからこそ、お寺や仏さまに対しての想いが強い方ほど、体験していただきたいと思っています。ぜひお越しになってください。

立花さんにやさしく教えていただきながら、仏像を彫ることができるワークショップは各地で定期開催しています。木を無心で彫る時間はとても癒やされます。ぜひお越しください!


お寺の空気の中、仏像を彫る時間をお楽しみいただけます。
○弘誠寺教室
神戸のお寺で開催します

○長谷寺彫刻会
淡路島のお寺で開催します

まずは体験!1~2日講習会。
○よみうり和歌山センター
和歌山市での一日講習会を開催します

○よみうり伊丹センター
伊丹市での一日講習会を開催します

○コープカルチャー塚口
尼崎市での一日講習会を開催します

教えて!ホトケ先生 No.01
立花麟士(たちばなりんし)
1978年兵庫県神戸市生まれ。1999年師である仏師の下へ内弟子として入門し仏師を志す。
2009年仏像彫刻教室、弘誠寺教室を開会。2012年35回日本美術工芸会展にて金剛力士像が会長賞受賞。2013年、仏師号「麟士」を頂戴し独立。2014年37回日本美術工芸会展にて関帝聖君が工芸大賞受賞。現在に至る。
https://www.rinsi.jp/

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教えて!ホトケ先生 『仏師のお仕事』

posted by フェリシモ

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こんにちは、おてらぶのひさよしです。

仏像のイラストを毎日描いている私ですが、ある日ふと思いました。
仏像ってどうやって作っているのでしょうか。そして、どんな人が作っているのでしょうか。

今回から連載記事の形で、お寺文化のナゼナニとその世界について教えてくれる人を「教えて!ホトケ先生」として取材していこうと思います。

仏像って誰が作ったの?
そもそもですが、仏像とは誰が作ったのでしょうか。
これは「仏師」と呼ばれる職人の方が作ってこられました。古くは飛鳥時代から仏像を彫る技術を持った職人がいたそうで、その長たるものを仏師と呼んでいたようです。

有名な方でしたら「康慶」「運慶」「快慶」という鎌倉時代を代表する仏師がいました。
もちろんその3人以外にも多くの仏師がいて、私たちが現在お参りして拝観させていただいている仏像を作ってきたわけです。

そして現代にも仏師はいます。今回は仏師としてご活躍中の立花麟士(たちばなりんし)さんに取材をさせていただきました。

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ひさよし(以下 ひさ):こんにちは、今回はお忙しいところありがとうございます。早速お聞きしたいのですが、仏師とはどのようなお仕事なのですか?

立花麟士さん(以下 立花):はい、主に仏像を彫る仕事になります。実は初対面の方にそのことをお伝えすると、芸術家や彫刻家と勘違いされることがあります。でも私が行っているのは芸術ではなく職人の仕事ですので。

ひさ:職人の仕事と芸術家による作品との違いというところですね。

立花:職人と芸術、難しい線引きですが、私はスタンス、主張の違いだと思っています。芸術を志すのであれば、自らの中にあるものを独自の方法で表現し、それをつきつめなければいけない。例えば100人見る人がいたとして何かを感じる人が何人いるかは問題ではない。ダリやピカソなどは分かりやすいかもしれませんね。自らの想いを形にすることが重要だったような。
ひさ:なるほど。

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聖観音立像(立花さん作)

立花:変わって仏師は100人見る人がいたら限りなく100に近い人に何かを伝えるものを作らなければならない。そして仏像は様式美でもあるんです。代々受け継がれてきた造形の美しさと、宗教という教えの中で輝くというものでもある。だからこそ彫る上で自我を出しすぎてはいけないという難しさもあります。

ひさ:アーティスティックになってはいけないということですか。

立花:はい。実は儀軌(ぎき)という書物があり、そこで仏さまはこのような姿をして、このような物を持っているということが書かれています。その内容を仏師達は古くから守ってきたんです。

ひさ:それでは仏師のみなさんが作るものはすべて同じにはなりませんか?多くの仏師の中から立花さんにぜひ仏像を彫って欲しいという方もらっしゃると思うのですが。

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左:金剛力士立像 右:関帝聖君立像(ともに立花さん作)

立花:そうですね、実は一部の仏像に関しては、比較的自由度が高いものもあります。例えば大黒さまや恵比寿さまたちは、いろんなお姿されていますよね。

ひさ:そういえば走っている大黒さまとか見たことありますよ!

立花:はい。一部の仏像や場合によっては、よほど突飛な注文でない限りご注文いただいた方のご意向に沿うことは可能です。それと自我を出さないとはいいましたが、どうしても個性は出てきちゃうものなんです。その結果「あの人が彫る仏像のお顔が好き」という意見も必ずでてきます。私としましては、出来るだけ多くのお客さまのご意向をお聞きし、どのようなお姿の仏像をお迎えしたいのか、その想いを形にさせていただけるように勤めさせていただいています。

厳しい制約の中で個性も求められる。とても難しい世界だと感じました。
さて第一回はここまで。次回は『仏師の日常』について聞いてみたいと思います。
おたのしみに!

教えて!ホトケ先生 No.01
立花麟士(たちばなりんし)
1978年兵庫県神戸市生まれ。1999年師である仏師の下へ内弟子として入門し仏師を志す。
2009年仏像彫刻教室、弘誠寺教室を開会。2012年35回日本美術工芸会展にて金剛力士像が会長賞受賞。2013年、仏師号「麟士」を頂戴し独立。2014年37回日本美術工芸会展にて関帝聖君が工芸大賞受賞。現在に至る。
https://www.rinsi.jp/

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【みようみまね精進料理】そらまめ豆腐つくってみました

posted by フェリシモ

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こんにちは、おてらぶのひさよしです。
先週末お寺に精進料理を食べにいこうと、おてらぶメンバーと企画していたのですが、私のうっかりミスで予約が間に合わず行けないという自体に!(あわわ;

メンバー全員この日を楽しみにしていたので本当に申し訳なく......改めて行く約束を立てたのでそのレポートはまた後日にいたします。とほー・・

そうして迎えることになった週末。精進料理に対する想いを捨てきれず、そらまめ豆腐づくりにチャレンジしてみました。用意するのは奥さんの実家から届いた新鮮な空豆。吉野産の葛。豆乳。出汁用のこんぶ1枚、あと塩。以上。
さてさっそくつくってみましょう。

1)空豆を茹でます
鍋に水をはり、さやから出した空豆を投入。やわらかめにしたいので10分ほど茹でます。コロンとしてかわいい。
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2)空豆をする&こぶ出汁をつくる
茹で上がった空豆の皮をむき、すりばちを使ってすっていきます。その間に昆布を水のはった鍋に入れてじっくり加熱。お出汁をつくっておきます。
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3)すりあがった空豆と出汁、葛を混ぜて伸ばす
ボウルにペースト状になった空豆を移し、葛と出汁を加えて混ぜていきます。
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4)鍋で練る
鍋に3のそらまめ豆腐のもとを移し、中火にして木ベラでゆっくり混ぜます。少し弾力が出てきたら弱火にし、透明感が出てくるまでじっくり混ぜます。
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5)固めて切ります
てきとうな大きさのバットにそらまめ豆腐のもとを流し込み、氷水を張った鍋などに入れて常温で固めていきます。3時間ほど冷やしたら切り分けて完成♪
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そうして完成したのがこれ!見た目は合格じゃないですかー。と、ここであることに気づきました。
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豆乳入れ忘れてるーーーー!

お味は、素材である空豆のお味がダイレクトに楽しめて美味。もっちり食感はゴマ豆腐に近い感じでした。惜しむらくは、豆乳の入れ忘れ......。これが入ればコクも出てくるのではないでしょうか。

思ったより簡単で何より空豆をすったり、お鍋で練ったりと、無心になれる時間があったのも普段のお料理とちょっぴり違った経験でした。みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。その際、豆乳の入れ忘れはご注意です!

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